アサヒビールは2020年9月29日、ニッカウヰスキー6年ぶりの新ブランド「ニッカ セッション」を発売した。原酒不足による出荷調整で低迷が続くプレミアム価格帯で新価値を提案し、中長期のファンを育てたい考え。原酒不足が解消するまでは出荷量を調整しながら販売する。初年度は5万箱限定となる。
唯一微減のプレミアム価格帯
ニッカ セッションはニッカウヰスキーが保有するスコットランドのベン・ネヴィス蒸溜所などで製造された華やかな香りが特徴のスコットランドのモルト原酒と、日本の余市蒸溜所、宮城峡蒸留所で製造された、ふくよかな味わいとビターな余韻が特徴の日本のモルト原酒をブレンドしたウイスキー。互いの個性を発揮しながら奏でる音楽をイメージし、「セッション」と名付けた。
既存のウイスキーに多く使われる、透明や茶色のボトルとは一線を画した青いボトルを採用。「新たな創造や潮流をイメージした、モダンアートをほうふつとさせる躍動感のあるラベルデザインにした」(アサヒビール)
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