日経クロストレンド「未来消費カレンダー」は、将来話題となりそうな新製品、新施設、商戦・イベントなどの予定を一覧できるサービスだ。新着情報を毎週金曜日に更新している。2020年11月12日「SIE、次世代機『PlayStation 5』を発売」など29件の情報を追加した。

【2020】
9月25日 東山魁夷館、開館30周年記念「東山魁夷 日本画への出発」を開催
東山魁夷館は、30周年を記念して特別展「東山魁夷 日本画への出発」を開催する。東山魁夷氏から寄贈された作品など、所蔵点数は970余点。スケッチや習作を多数所蔵し、作品の完成までをたどることができる。11月23日まで。

9月29日 明治、産地ごとの味を楽しめる「明治 ザ・チョコレート」4種発売
明治は「明治 ザ・チョコレート」ブランドから、産地ごとに異なる香味を楽しめる「明治 ザ・チョコレートベネズエラカカオ70」「明治 ザ・チョコレートブラジルカカオ70」「明治 ザ・チョコレートペルーカカオ70」「明治 ザ・チョコレートドミニカ共和国カカオ70」4種を発売する。参考小売価格は各220円(税別)。内容量は各50グラム。

9月30日 小田急百貨店、ECサイトに画面共有サービス「Withdesk Browse」を導入
小田急百貨店は、ECサイト「小田急百貨店オンラインショッピング」にグラフテクノロジーが提供する画面共有サービス「Withdesk Browse(ウィズデスク ブラウズ)」を導入する。オペレーターが、利用客の画面を確認しながら操作案内や注文サポートを行う。同社によると新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って通販サイトのニーズが高まる一方、中元商戦では従来の利用客より年代の高い方の利用が増えたことでウェブ操作に関する電話問い合わせが急増したという。こうした点への改善と利用者へのサポートを図る。

9月 シャープ、120V型「8Kディスプレー<8M-B120C>」を発売
シャープは、業界最大クラスとなる120V型「8Kディスプレー<8M-B120C>」を発売する。液晶テレビ「AQUOS 8K」の開発で培った映像技術でフルハイビジョンや4K解像度の映像を8K情報量に高精細化。横2657.2×縦1494.7ミリメートルの大画面に、素材の質感から風景の奥行き感までリアルに映し出すよう仕上げた。当初の月産台数は受注生産で行う。

10月1日 渋谷駅前に観光案内施設「SHIBU HACHI BOX」が開業
渋谷駅前エリアマネジメントは、東京・渋谷駅前に観光案内施設「SHIBU HACHI BOX」を開業する。場所は、20年8月3日まで渋谷駅ハチ公前広場に設置されていた東急5000系車両モニュメントの跡地。観光案内機能と街の情報発信機能を備えた渋谷の観光情報発信拠点として、地域イベント・グルメ・ショッピング・宿泊情報などを国内外の観光客に提供する。

10月4日 新国立劇場、新演出版「夏の夜の夢」でオペラ公演を再開
新国立劇場は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止していたオペラ公演を再開する。再開公演となる「夏の夜の夢」では、新型コロナウイルス感染症対策としてソーシャルディスタンスや飛沫感染予防に配慮した形に演出を変更する。同劇場は、20年2月の公演「セビリアの理髪師」の後、約8カ月間、全8演目の公演を中止していた。

10月6日 森永製菓、「inショコラプロテイン<ミルク>」を発売
森永製菓は、タンパク質が豊富に摂れるチョコレート「inショコラプロテイン<ミルク>」を発売する。手につきにくい1口サイズのキューブ型チョコレートとなる。タンパク質を手軽に摂取したいニーズに応え、おやつでおいしくタンパク質を摂取できるように仕上げた。タンパク質の働きを強める抗酸化成分Eルチンを配合した。内容量は40グラム。参考小売価格は160円(税別)。

10月6日 東京国立博物館、特別展「桃山―天下人の100年」を開催
東京国立博物館(東京・台東)は、特別展「桃山―天下人の100年」を平成館で開催する。本展では、新型コロナウイルスの感染予防・拡散防止のため、オンラインによる事前予約(日時指定券)が必要となる。予約開始は9月26日正午より。観覧料は、一般2400円、大学生1400円、高校生1000円(中学生以下及び障がい者とその介助者1名は無料)。会期は11月29日まで。

10月8日 セーラー万年筆、「Classic Ko 蒔絵文房万年筆」を発売
セーラー万年筆は、大下香仙工房のジュエリーブランド「Classic Ko(クラシックコー)」とコラボレーションした、専用パッケージ(桐箱)入り「Classic Ko 蒔絵(まきえ)文房万年筆」を発売する。全国のセーラー万年筆製品取扱販売店で取り扱う。デザインは、Classic Koの作る世界観の代表的なパターンを万年筆に解釈して施した。希望小売価格は、「ドッツ」が7万円(税別)、「ミスト」が12万円(同)、「デコ ロータス ライン ラデン」が15万円(同)。

10月9日 「ザ・プリンス 京都宝ヶ池」が開業
プリンスホテルが運営する「グランドプリンスホテル京都」(京都市)は、「ザ・プリンス 京都宝ヶ池」として刷新して開業する。プリンスホテルのフラッグシップブランド「ザ・プリンス」にリブランドする。あわせて、マリオット・インターナショナルの「オートグラフ コレクション」に加盟。マリオット・インターナショナルの安全基準を満たす改装を行った。

SIE、次世代機「PlayStation 5」を発売

10月12日 協同乳業、活力系ポリアミンヨーグルト「VITERY」を発売
協同乳業は、活力系ポリアミンヨーグルト「VITERY(ヴィテリー)」を全国のスーパーで発売する。アルギニン600ミリグラムと、生きて腸まで届いて増えるビフィズス菌LKM512を配合。同社の20年以上に及ぶ独自研究によると、ビフィズス菌LKM512とアルギニンを摂取することで生理活性物質ポリアミンがほぼすべての日本人の腸内で作り出されるという。内容量は100グラム、希望小売価格は120円(税別)。

10月13日 サントリービール、「金麦<濃いめのひととき>」を数量限定発売
サントリービールは、「金麦<濃いめのひととき>」を全国で数量限定発売する。金麦と比べて、1.3倍の「旨味麦芽」を使用。ミュンヒナー麦芽を一部使用して、濃いめでまろやかな味わいに仕上げた。アルコール度数は6%。

10月23日 ソニー、フルサイズミラーレス一眼カメラ「α7C」などを発売
ソニーは、世界最小・最軽量システムを実現するフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7C」とα(Alpha)Eマウント用標準ズームレンズ「FE 28-60ミリメートル F4-5.6」を発売する。小型・軽量を追求しながら、最先端のイメージング技術による撮影性能を凝縮した。日常でのスナップ撮影やVlog(ブイログ)など、幅広いフィールドで手軽にフルサイズの高解像・高画質撮影を楽しめる。

10月中旬 東芝、「8つ目赤外線センサー」を搭載した単機能レンジを発売
東芝ライフスタイルは、単機能レンジ製品として、初のフラッグシップモデルとなる「ER-VS23」を発売する。ワイド&フラット庫内の総庫内容量は23リットル。食品の表面温度を高精度に検知する「8つ目赤外線センサー」を搭載。汚れがつきにくい「庫内よごれプロテクト」を施した。近年、温める機能のみを備えた単機能レンジの占める割合が上昇。20年には電子レンジの需要構成比のうち、単機能レンジが占める割合が約5割に達する見込みだという(「20年 単機能レンジ購入者調査結果」同社調べ)。

10月 Apple、新型「iPad Air」を発売
Appleは、日本を含む世界各国で新型「iPad Air」を発売する。iPadOS 14をプリインストールする。価格は64GBのWi-Fiモデルで6万2800円(税別)から。カラーはシルバー、スペースグレー、ローズゴールド、グリーン、スカイブルーの5色。

11月4日 「サッポロ生ビール黒ラベル エクストラモルト」が数量限定発売
サッポロビールは、「サッポロ生ビール黒ラベル エクストラモルト」を数量限定発売する。「旨さ長持ち麦芽」を100%使用。通常の黒ラベルに比べて、麦芽の使用量とアルコール分を高めることで生のうまさは残したまま麦のうまみのある商品に仕上げた。

11月12日 SIE、次世代機「PlayStation 5」を発売
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、次世代機「PlayStation 5」を国内向けに発売する。価格は、Ultra HD Blu-rayドライブを備えた通常版が4万9980円(税別)。非搭載のデジタルエディション版が3万9980円(同)。なお、同機では、スクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジーXVI」(FF16)の発売も予定されている。

11月26日 カワイ出版、合唱や歌唱向けのマスク「コーラスマスク」を発売
全音楽譜出版社のカワイ出版は、合唱・歌唱向けのマスク「コーラスマスク」を発売する。全国楽器店・河合楽器直営店・カワイ出版ONLINEなどで取り扱う。顔の下半分を覆うことで飛沫飛散を抑え、口周りの空間の確保とズレを防ぐ。息苦しさや湿気による不快感を軽減し、ブレスや発声も自然に行える。予定販売価格は1300円(税別)。歌を歌う機会が失われている合唱界・音楽業界の活動再開の一助としたい考えだ。

11月 LINEヘルスケア、オンライン診療サービス「LINEドクター」を開始
LINEヘルスケアは、クリニックの検索・予約から診察・決済まで、すべてLINE上で完結できるオンライン診療サービス「LINEドクター」を開始する。LINEビデオ通話を利用して、医師の診察を受けることができる。新たなアプリをダウンロードする必要はない。オンライン診察を利用するための追加手数料は一切かからず、ユーザーは診察費のみで利用できる(処方箋による薬代やお薬の配送料金などは別途必要)。

2020年内 ホンダ、定額制サービス「Honda Monthly Owner」の展開を拡大
Hondaは、定額制サービス「Honda Monthly Owner(ホンダ マンスリー オーナー)」を全国の主要都市を中心に拡大する。定額で1カ月単位の利用が可能なモビリティサービスとしては、国内自動車メーカー唯一となる(20年9月10日時点、同社調べ)。税金やメンテナンス費用、自動車保険料などをワンパックで最短1カ月から最長11カ月まで利用できる。20年9月10日に愛知県で開始し、20年中に北海道、宮城県、群馬県、神奈川県、大阪府、岡山県、福岡県への拡大を予定する。

2021年春 JR東日本が終電時刻の繰り上げを実施

【2021】
1月21日 「ザ ロイヤルパーク キャンバス 神戸三宮」開業
ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツは、兵庫県初出店となる「ザ ロイヤルパーク キャンバス 神戸三宮」(神戸市)を開業する。地上12階建て、延べ床面積は約6400平方メートル。総客室数は170室。開業にあたって、1室あたり6240円~(税・サービス料込み)の開業記念プランを用意。宿泊予約の受け付けは20年10月1日から開始予定。ザ ロイヤルパーク キャンバスは、プレミアム宿泊主体型ホテル「THEシリーズ」の中でもミレニアル世代に向けたライフスタイル型ホテル。

3月14日 「名古屋ウィメンズマラソン2021」開催
「名古屋ウィメンズマラソン2021」が開催される。10回目の開催。密集緩和対策として、定員数を例年の2万2000人から1万1000人(50%)とする。安心・安全な開催を目指して、新型コロナウイルス感染症への対策に最大限取り組む。

4月5日 ジャパンネット銀行、「PayPay銀行」へ商号変更
20年に創業20年を迎えた、日本初のインターネット銀行であるジャパンネット銀行は、「PayPay銀行」へ商号変更する。ジャパンネット銀行名のキャッシュカードは、社名変更後も使用できる。手続きなども不要としている。商品やサービス、手数料も変更は予定していない。

春 JR東日本、終電時刻の繰り上げを実施
JR東日本は新型コロナウイルス感染症に対する利用客の行動様式の変化に対応するため、21年春のダイヤ改正で終電時刻の繰り上げなどを行う。深夜時間帯の利用が大きく減少していることを受けて、柔軟な対応や大型機械の導入などで効率的な作業体制の確保を図る。なお、具体的な路線は今後案内される。

春 LINE Payと東京ガス、払込書をペーパーレス化
LINE Payと東京ガスは利便性向上及び払込書発行業務の効率化を目的に、「LINE」を活用した払込書のペーパーレス化を行う。払込書でのガス・電気料金などの支払いを対象に、東京ガスのLINE公式アカウントを介して「myTOKYOGAS」と「LINE Pay」の顧客情報を連携。月々の支払金額情報をLINE通知メッセージで届け、通知メッセージから「LINE Pay」での支払いを可能にする。

【2022】
春 IHGなど、「ホテルインディゴ軽井沢」を開業
インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)と東京センチュリーは、国内3軒目となる「ホテルインディゴ軽井沢」(長野県軽井沢町)を開業する。軽井沢の中で人気の高い、旧軽井沢、軽井沢・プリンスショッピングプラザなど人気の観光スポットにも近い場所に位置する。3つのウィングからなる全155室の客室、季節の旬の食材と地元の素材にこだわった料理を提供するオールデイダイニング、3つのトリートメントルームとフィットネスからなるスパ施設を有する。

【2030】
2030年内 アサヒ飲料、PETボトルの資源循環計画「容器包装2030」を達成へ
アサヒ飲料は、持続可能な容器包装の実現に向けた目標「容器包装2030」の早期達成を目指す。30年までにプラスチック製容器包装(PETボトル、ラベル、キャップ、プラスチックボトル)の全重量の60%に、リサイクルPETや植物由来の環境配慮素材などを使用するなどの目標を掲げる。

2030年内 カルビー、プラスチックを使用した包装容器を50%削減
カルビーは、「プラスチック資源循環の推進目標」を設定してプラスチックを使用した包装容器の50%削減を目指す。包装容器の環境配慮型素材への転換を図り、海洋プラスチック汚染問題解決への取り組みを強化する。加えて、プラスチック資源のリサイクル活用にも挑戦する。30年までに石油からあらたに作られるプラスチックを使用した包装容器を50%削減(2018年比)を目標とし、50年までに包装容器に使用する素材を「100%環境配慮型素材へ転換」する。

【2040】
2040年内 東京の「大丸有」エリアがスマートシティーへ
東京・大手町、丸の内、有楽町など、通称「大丸有」エリアを舞台にした「大手町・丸の内・有楽町地区スマートシティビジョン・実行計画」が完成期を迎える。データを利活用してリアルタイムの意思決定を可能とする都市OSの構築や「大丸有版MaaS」の展開が期待される。

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