ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は2020年9月17日に映像イベントを開催し、次世代ゲーム機「PlayStation 5」(PS5)を11月12日に発売すると発表した。価格は「PlayStation 5」が4万9980円、「PlayStation 5 デジタル・エディション」が3万9980円(いずれも税別)。

「PlayStation 5」(左)と「PlayStation 5 デジタル・エディション」(右)(出所/SIEの映像イベント)
「PlayStation 5」(左)と「PlayStation 5 デジタル・エディション」(右)(出所/SIEの映像イベント)

 PS5は2013年に発売されたPlayStation 4(PS4)の後継機。PS4を大きく上回る処理性能を持ち、カスタムSSDによるゲーム起動時間の高速化、光の動きをリアルタイムに計算して物体の反射を再現するレイトレーシング技術、8K出力対応などが特徴。PS4のソフトの多くが遊べる後方互換性も備える。これまでに外観や周辺機器、スペックは発表ずみだったが、発売日は20年末とされ価格は未発表だった。

 2モデルあり、「PlayStation 5」はUltra HD Blu-rayドライブを搭載するスタンダードモデル、「PlayStation 5 デジタルエディション」はBlu-rayドライブを搭載しないモデルで、ソフトをダウンロード購入して遊ぶ人向けのモデルとなっている。
PS4は日本での発売が米国や欧州などより遅れたが、PS5では米国などと並んで世界最速での発売となる(出所/SIEの映像イベント)
PS4は日本での発売が米国や欧州などより遅れたが、PS5では米国などと並んで世界最速での発売となる(出所/SIEの映像イベント)

 次世代ゲーム機は、マイクロソフトが「Xbox」シリーズの新モデル「Xbox Series X」および「Xbox Series S」を20年11月10日に発売する(関連記事:マイクロソフト、次世代ゲーム機「Xbox Series X」などを11月発売)。日本での市場想定価格はUltra HD Blu-ray搭載の上位モデル「Xbox Series X」が4万9980円、Blu-rayドライブを搭載せず、描画性能などを引き下げたカジュアルモデル「Xbox Series S」が3万2980円(いずれも税別参考価格)となっている。

 SIEはPlayStation 5をXbox Series Xと同じ価格でぶつけてきた形だ。SIEとマイクロソフトがそれぞれ次世代ゲーム機を発売することで、年末商戦が大きな盛り上がりを見せそうだ。

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