ずらりと並んだ全番組をチェックするのはあまりに大変だという人は、午後8時~午前0時の「ゴールデン枠」と呼ばれる時間帯の配信を中心に見るといいだろう。この時間帯に流れる番組は、例年のTGSにおける「巨大ブース」のようなもの。ここをチェックするだけでも、TGS2020 ONLINE全体の傾向を感じ取れるはずだ。

 公式番組だけでは物足りない、もっとたくさん情報が欲しい、という方は、独自の番組を用意している出展社もあるので、各自チェックしてほしい。なお、こちらではWeb会議システムのZoom(ズーム)などを使って配信する企業もあるようなので、必要なソフト・アプリを事前にダウンロードしておこう。

 また、TGSといえば現地でしか買えないグッズ類の購入を楽しみにしているファンも多いはずだ。そのような人は、Amazonの特設会場にアクセスするといい。こちらでは、上記の番組やeスポーツ大会の配信のみならず、商品や関連グッズの販売も行われる。

TGS2020 ONLINEではAmazonに特設サイトを開く。グッズ販売に加え、出展社が配信するコンテンツも視聴できる
TGS2020 ONLINEではAmazonに特設サイトを開く。グッズ販売に加え、出展社が配信するコンテンツも視聴できる

最大の注目はPlayStation 5になる、はず

 最後に「TGS2020 ONLINEの見どころ」を紹介してゲームファンの期待を高めたいところだが、この記事の執筆時点では、それぞれの出展社がどのような発表をするのか、その多くはベールに包まれている。

 本来ならTGS2020 ONLINEの主役は、ついに発売となるソニー・インタラクティブエンタテインメントの「PlayStation 5」で決まりだった。もし幕張メッセで開催されていたなら、「●●台の試遊台が用意され、▲▲本のタイトルがプレイアブル出展。そこには初日から長蛇の列ができて……」と、取材陣は数字の部分だけを空けた予定稿を書いておくことも可能だっただろう。しかしオンライン開催となった2020年は不可能だ。

 9月17日午前5時(日本時間)には、PlayStation 5の映像イベントが全世界に同時配信された(関連記事:PlayStation 5は11月12日発売 価格は3万9980円から)。とはいえ、そこで明らかにされたソフトや各種の情報が、どのような形でTGS2020 ONLINEの番組に反映されるのかは、蓋を開けてみるまで不明なのだ。2020年のTGSは、これから数年にわたってゲーム産業をけん引していく新ハードの姿すら、どのタイミングで出てくるのか分からないという、まさしく前代未聞の状態なのである。

 つまりゲームファンも手探り状態のまま、あれこれと予想を巡らせるしかないのだ。こうなったら開き直って、ひたすらどきどきに包まれながら、実際に開催されるのを待つしかない。

東京ゲームショウ2019の会場のにぎわい。オンライン開催の今回、その「手探り感」を思う存分味わってみよう。TGS2020 ONLINEがゲーム産業や巨大イベントの将来に向けた分岐点となる可能性もある
東京ゲームショウ2019の会場のにぎわい。オンライン開催の今回、その「手探り感」を思う存分味わってみよう。TGS2020 ONLINEがゲーム産業や巨大イベントの将来に向けた分岐点となる可能性もある
東京ゲームショウ一般公開日の風物詩、千葉・幕張メッセを取り囲む長蛇の列が見られないのは少し寂しいが、オンラインによる新しい試みへの期待も大きい
東京ゲームショウ一般公開日の風物詩、千葉・幕張メッセを取り囲む長蛇の列が見られないのは少し寂しいが、オンラインによる新しい試みへの期待も大きい

(写真/酒井 康治)

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