設備内は4エリアに分かれる

 eXeField Akibaは、「プレイエリア」「配信エリア」「ICTエリア」「カフェエリア」の4つのエリアに分かれている。

 1つ目のプレイエリアには、幅6.7×高さ2.4メートル、約300インチの大型高精細LEDディスプレーを設置。eスポーツ大会では、ゲーム画面を大きく表示できる。ワイドスクリーンのため、ゲーム画面とプレーヤーの顔を並べて映し出すことも可能だ。対戦者同士がリモートで参加するオンライン対戦では、現場で対戦しているかのような臨場感を味わえる。

16:9基本画面に加え左右に選手の顔やCLIP-LIVEも同時に表示できるワイドスクリーン。高精細なので、ビジネスセミナーなどでは細かい文字をくっきり表示するのにも適している
16:9基本画面に加え左右に選手の顔やCLIP-LIVEも同時に表示できるワイドスクリーン。高精細なので、ビジネスセミナーなどでは細かい文字をくっきり表示するのにも適している

 規模の大きいeスポーツイベントを実施する場合は、秋葉原UDX内のイベントスペース「AKIBA SQUARE」や「UDX GALLERY」と組み合わせて使うこともできる。これらイベントスペースでイベントを開催し、eXeField Akibaは配信メインに使う方法だ。あるいは、これら会場を全く使わないオンラインのみの大会でも、eXeField Akibaの配信設備やノウハウで対応できるという。

 2つ目の配信エリアは、その名の通り、配信用の機材が並んだ空間だ。配信に必要な設備や演出のノウハウなどを見聞きできる。

 3つ目のICTエリアは、最先端のICT技術を体験できる空間。ゲームプレー中の脳波を検知するシステムや、20年1月に東京都などが主催したeスポーツイベント「東京eスポーツフェスタ」でも展示され、話題を集めた富士通製のeスポーツ観戦システム「CLIP-LIVE」などを体験できる。

配信用の機材が会場内にずらっと並んでいる「配信エリア」。機材を見学したり、配信のノウハウを体験したりできる
配信用の機材が会場内にずらっと並んでいる「配信エリア」。機材を見学したり、配信のノウハウを体験したりできる
「ICTエリア」には、最先端のICT技術が並ぶ
「ICTエリア」には、最先端のICT技術が並ぶ

 4つ目の「カフェエリア」では、銀座スエヒロがプロデュースするカフェを展開。ハンバーガーや牛すじ黒カレーなどのフードメニューから、コーヒーやソフトドリンク、アルコールメニューまで取りそろえた。基本はキャッシュレス決済だが、受付の支払機を使えば、現金でも支払える。

カフェエリアにあるラテアートマシンでは、スマホで撮影した自分の顔写真やチームロゴなどを使ったラテアートができる
カフェエリアにあるラテアートマシンでは、スマホで撮影した自分の顔写真やチームロゴなどを使ったラテアートができる

 NTTe-Sportsでは、eXeField Akiba以外にもeスポーツに関連する事業を展開している。20年8月7日には、プロeスポーツチームを持つ横浜Fマリノスと教育コンテンツの共同開発などを目的とした連携協定を締結。8月11日からは秋葉原ワシントンホテルで、eスポーツを体験するための部屋「eスポーツコンセプトルーム」の運用実証実験を開始した。さらに、ゲーマー向けコミュニケーションプラットフォームの「eXeLAB」も立ち上げる予定だ。

 今後も、eスポーツやゲームに関わる人々や企業・団体をつなぐ“ハブ”として、市場やコミュニティーの拡大をけん引していく考えだ。

(写真/岡安学)

関連リンク