日経クロストレンドは、技術、マーケティング、消費3分野の最新潮流を把握すべく、「将来性」と「経済インパクト」の2軸でマッピングした「トレンドマップ 2020夏」を作成した。新型コロナウイルスの感染拡大という緊急事態に直面した2020年前半に、急浮上した最新キーワードとは?

コロナ禍を受けて、技術分野では「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の将来性スコアが急浮上した(写真/Shutterstock)
コロナ禍を受けて、技術分野では「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の将来性スコアが急浮上した(写真/Shutterstock)

 「将来性」と「経済インパクト」の両スコアは、日経クロストレンドのメディア活動で協力を得る約50人のアドバイザリーボードのメンバーに加えて、日経クロストレンド、日経トレンディ編集部員へのアンケートを2020年7月に実施して算出した。

 編集部が選定した技術26キーワード、マーケティング27キーワード、消費27キーワードそれぞれを認知する人に、そのキーワードの現時点での「経済インパクト」と「将来性」を5段階で尋ね、1~5点でスコアリングしたもの(選択肢名など、詳細は記事最後に掲載)。トレンドマップは右に行くほど経済インパクトが大きく、上に行くほど将来性が高いことを示す。今回の調査は、2018夏、2019冬、2019夏、2020冬に続く5回目の実施となる。

 前回調査は、新型コロナの影響が出始めた20年2月に行った。その後、新型コロナは国内でも感染爆発につながり、緊急事態宣言が発令される事態にまで発展。いまだに終息の兆しは見えていない。

 そんな激動の中で行った今回のトレンドマップ調査で、将来性スコアが最も伸びたのは、技術では「ロボティクス」「DX(デジタルトランスフォーメーション)」「人間拡張」、マーケティングでは「チャットbot」「DMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)」、消費では「ワーケーション(ワーク×バケーション)」「サブスクリプション消費」となった。

 また、同じく経済インパクトでは、技術は「DX」「5G(第5世代移動通信システム)」、マーケティングは「アドベリフィケーション」「コンテンツマーケティング」、消費は「MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)」「アクティブシニア」が、スコアを伸ばした。

各分野でスコアを伸ばしたキーワード(2020冬調査との比較)
各分野でスコアを伸ばしたキーワード(2020冬調査との比較)

 一方で、前回調査と比べて各分野でスコアを落としたキーワードは下記の通り。特に消費分野の「インバウンド消費」は、将来性、経済インパクトともに大きくスコアを落とし、新型コロナ禍の影響を如実に語る結果となった。

各分野でスコアを落としたキーワード(2020冬調査との比較)
各分野でスコアを落としたキーワード(2020冬調査との比較)

 また、今回の調査から新たに追加したのは、下記の6キーワードだ。これらの中で、将来性スコアが比較的高かったのは、技術の「コンタクトレス・テクノロジー」「フードテック」、マーケティングの「デジタル接客」、消費の「Z世代」となった。

新たに追加したキーワードの将来性スコア
新たに追加したキーワードの将来性スコア
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