商品提案からライフスタイル提案へ

 Beauty Bloomeeセットについて、MOON-Xの長谷川氏は「クラフトビールや化粧品といった商品を提供する事業から、ライフスタイルを提案する事業に踏み出す一歩にしたい」と意気込みを語る。

 花に目を付けたのは、サンカヨウやシャクヤクなど花のエキスを使った化粧品をそろえるBITOKAと相性がよかったから。「BITOKAのブランドメッセージを明確にするうえでも最適だった」という。

 何より「化粧品と共に楽しむ生活シーンがリアルに想像できたことが大きい」と長谷川氏。MOON-Xが独自に行った調査によると、現状のセルフケアの一環として花や植物に接している人や、アロマをたく、音楽を聴くなどプラスアルファの楽しみによってスキンケア時間を充実させたいと考えている人は多い。

 「新型コロナウイルスの感染拡大とその間の外出自粛を経て、おうち時間の充実は誰しもに共通する課題になった。女性にとってのスキンケアもその一つ。朝夕のお手入れ時に新たに花を取り入れることで、化粧品の効果だけじゃない、五感で楽しむスキンケア時間を過ごしてほしい」と長谷川氏は思いを語る。

 一方のCrunch StyleにとってもMOON-Xとのパートナーシップにはメリットがある。それは、Bloomee LIFEの利用者の裾野を広げられることだ。同社では過去、英国のライフスタイルブランド「キャス キッドソン」と母の日コラボをしたり、北欧の食器ブランド「イッタラ」とクリスマスコラボをしたりしてきた。だが、季節限定のコラボレーションはサービスを知るきっかけになっても、継続利用につなげにくいのが悩みの種だ。

 「その点、定期購読の化粧品ならば日常の中でサービスを利用してもらえる」と同社の武井氏。「花は一定時間がたつと枯れるもの。だから、花のある生活を送るには花を飾ること自体を習慣にする必要がある。習慣性が高い化粧品と一緒に提供することで、スキンケア同様、花を飾ることも日常になるのでは」と期待を寄せた。

「キャス キッドソン」とのコラボレーションでは、花を送付する際のパッケージをコラボデザインに。キャス キッドソン直営店ではBloomee LIFEの初回配送が無料になる来店者向けキャンペーンなどを実施した
「キャス キッドソン」とのコラボレーションでは、花を送付する際のパッケージをコラボデザインに。キャス キッドソン直営店ではBloomee LIFEの初回配送が無料になる来店者向けキャンペーンなどを実施した