日本コカ・コーラの公式アプリ「Coke ON」が、2020年5月末に2000万ダウンロード(DL)を突破した。16年4月のリリースから約4年での達成となり、スマホの飲料アプリでは国内トップ(同社調べ)のDL数という。スタートから右肩上がりが続く成功の裏に、3つの要因があるという。
Coke ONは自動販売機での購入にロイヤルティーを付加することで、“自販機離れ”を防ぐために始めた施策。アプリをダウンロードし、全国に36万台あるコカ・コーラ社のCoke ON対応自販機にかざして商品を購入すると、ポイントがたまる仕組み。15ポイントたまると、対応自販機からコカ・コーラ社のドリンクが無料で1本もらえる。
スマホを持って歩くとアプリが歩数をカウントし、週間目標歩数を達成するたびにスタンプがもらえる「Coke ON ウォーク」機能を追加したり、「Coke ON Pay」でキャッシュレス決済を可能にしたりした他、「Coke ON IC」では電子マネー決済もできるようにするなど、自販機による製品購入の選択肢を広げてきた。
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