テキスタイル専業メーカーのカジレーネ(石川県かほく市)は、キシリトール加工を施した「みんなの夏マスク」を5月に発売した。キシリトールがマスク内の汗や湿気で熱を吸収するため、夏でも着け心地がよい。

カジグループ の「みんなの夏マスク」はキシリトール加工しているため、装着するとひんやりする。大人用のM/Lサイズで1650円(税込み)
カジグループ の「みんなの夏マスク」はキシリトール加工しているため、装着するとひんやりする。大人用のM/Lサイズで1650円(税込み)

伝統工芸をマスクに

 福助(東京・渋谷)は5月、「足袋職人がつくったマスク」を発表した。同社の「福助足袋」にも使われている、しわになりにくく丈夫で乾きやすいポリエステル生地を使用。製造も足袋工場で行っている。無地の白色マスクに加え、表地にたくさんの「福助人形」をプリントしたタイプも用意。福助人形は幸せの象徴ともいわれ、一刻も早いコロナ禍の終息やマスク装着を少しでも楽しんでもらうことを願ってデザインした。既にストッキングの素材を使用したマスクを販売して好調だったので、第2弾として足袋をモチーフに開発した。

福助の「足袋職人がつくったマスク」は白色のマスクの他、福助のイラストをデザインしたマスク(税別で1200円)もある
福助の「足袋職人がつくったマスク」は白色のマスクの他、福助のイラストをデザインしたマスク(税別で1200円)もある

 ミツフジ(京都府精華町)は、抗菌や防臭の効果がある独自の銀めっき繊維を活用した「hamon AGマスク」を3月から発売していたが、夏向けの「100回洗える夏マスク/hamon AGマスク」を5月に発売した。従来品は銀めっき繊維のシートを入れるため2層構造だったが、銀めっき繊維を配合した専用糸「AG fit AQUA」を新開発。1層で薄くしながら、抗菌や防臭の効果を実現した。100回の洗濯にも耐えられるという。

ミツフジが夏向けに開発した「100回洗える夏マスク/hamon AGマスク」。右は装着したところ。新しい糸を開発した他、耳掛けの部分も新たにデザインし直した。3000円(税別)
ミツフジが夏向けに開発した「100回洗える夏マスク/hamon AGマスク」。右は装着したところ。新しい糸を開発した他、耳掛けの部分も新たにデザインし直した。3000円(税別)

 ジーンズを中心に販売する衣料品チェーン店のライトオンは5月、独自の「和紙デニム」を使った「デニムマスク」を販売した。和紙デニムは、縦糸がインディゴ染めをしたコットンで横糸が和紙糸で構成。同社のプライベートブランド「BACK NUMBER」の生地にも使われている。マスクの裏地には抗菌や防臭の効果や、触るとひんやりと感じる生地を採用。繰り返し手洗いすることもできる。

ライトオンの「和紙デニム」を使った「デニムマスク」。裏地には抗菌や防臭の効果や、触るとひんやりと感じる生地を使用しているので夏に向いている。1290円(税別)
ライトオンの「和紙デニム」を使った「デニムマスク」。裏地には抗菌や防臭の効果や、触るとひんやりと感じる生地を使用しているので夏に向いている。1290円(税別)

 岐阜県大垣市の伝統工芸品である升の製造・販売を手掛ける大橋量器は、ヒノキが香る「hinoki MASUKU」を5月から販売している。「深呼吸したくなるマスク」を狙ったという。

大橋量器はヒノキが香る「hinoki MASUKU」を販売している。左の写真はヒノキのシートをマスクに入れているところ。2300円(税別)。同社は升の製造・販売を手掛けるため、マスクのデザインにも升をあしらった
大橋量器はヒノキが香る「hinoki MASUKU」を販売している。左の写真はヒノキのシートをマスクに入れているところ。2300円(税別)。同社は升の製造・販売を手掛けるため、マスクのデザインにも升をあしらった

 地域活性化プロデュースを手掛けているChanois(シャノワ、東京・港)は、久留米絣(かすり)の池田絣工房(福岡県筑後市)と共同で、「藍染めガーゼ 快適サラサラマスク」シリーズを5月に開発した。久留米絣の産地活性化を目的とした共同プロジェクトの第1弾。SNSで公開したところ、大きな反響を呼んだため、正式に販売することにしたという。

Chanoisが久留米絣の池田絣工房と開発した「藍染めガーゼ 快適サラサラマスク」シリーズ。藍染めで作っているため、柄がそれぞれ異なるのも大きな特徴。2200円(税込み)
Chanoisが久留米絣の池田絣工房と開発した「藍染めガーゼ 快適サラサラマスク」シリーズ。藍染めで作っているため、柄がそれぞれ異なるのも大きな特徴。2200円(税込み)

(写真は各社のHPなどから)


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