キャンペーン効果でツイート数が1日に約2万3000件

 20年1月以降のツイート数は全体として見ると、Uber Eatsが出前館を大きく上回っている。外出が難しくなり、宅配のニーズが広がり始めた3月下旬ごろから出前館のツイート数は伸び始める。キャンペーン期間中の4月27日に1万8610件、5月1日に2万2620件となり、一時的ではあるが出前館のツイート数がUber Eatsを上回った。出前館の名前を多くの人が目にし、ツイートやリツイートを繰り返したことを示している。

出前館とUber Eatsのツイート件数
出前館とUber Eatsのツイート件数
全体のツイート件数は、Uber Eatsが圧倒的に多いものの、キャンペーン期間中には一時、出前館が上回った(「PR Analyzer」のデータを加工した)

 さらに投稿内で使われたキーワード(共起語)を見ると、出前館では、キャンペーンへの関心を示す「浜田」「おごり」「クーポン」などがランクインしていた。有名タレントが割引クーポンのお得感を宣伝することの注目度はやはり大きい。一方、Uber Eatsでは、「配達員」「登録」が上位に入った。配達員そのものへの関心が高いことが伺える。

ツイートに含まれるキーワード(共起語)
ツイートに含まれるキーワード(共起語)
出前館では、キャンペーンへの関心を示す「浜田」「おごり」「クーポン」などがランクインしている。Uber Eatsでは、「配達員」「登録」が上位に入っていることから、配達員そのものへの関心が高いようだ

 「出前館を知らない人にアピールする効果があった。テレビなどでも多く紹介されたが、最近はテレビを見ない人も増えているので、SNSで発信力のあるタレントの力を借りることが重要だった」(末本氏)。有名タレントを起用し、SNSを利用して多額のクーポンを配布するキャンペーンは、サービスの認知度を高め、注文を増やす一定の効果を上げたといえそうだ。

(写真提供/出前館)

■修正履歴
・出前館がサービズを立ち上げた年を修正しました。[2020/6/3 10:30]


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