コロナ禍が続く米国では、感染を防ぐ個人用防護具を一般の人が作って寄付する動きが広まっている。個人用防護具にはゴーグルやフェイスシールドなどがあるが、寄付が多いのは医療用ガウンやエプロン。さまざまな組織が型紙や作り方を無料で公開していて、一般の人でも簡単に作れるためだ。

 型紙や作り方を公開しているのは、裁縫が得意なコミュニティーを抱えている手芸専門店や型紙ショップが多い。ニューヨークの有名な手芸専門店ムード・ファブリックスは、医療従事者が身に着ける手術服や帽子などを型紙として公開。適切な素材は同社のサイトで扱う商品の中から表示し、作り方は写真で丁寧に解説している。

手芸専門店ムード・ファブリックスの作り方のページ。医療用でも明るく楽しくなりそうな生地を使う
手芸専門店ムード・ファブリックスの作り方のページ。医療用でも明るく楽しくなりそうな生地を使う

 オレゴン州ベイカー・シティーにある型紙ショップのピーカブーは、オンラインでダウンロード可能なパターンを各サイズで提供している。「どの素材を選択するかによって、防御度が変わります」と注意書きも付いている。ワシントン州イフレイタのパッチワーク素材の専門店、ザ・ファブリック・パッチもシンプルな縫い方で完成する型紙を公開。クラウドファンディングで資金を集め、州内の医療機関や介護施設に個人用防護具の寄付を行っている。

有料会員になると全記事をお読みいただけるのはもちろん
  • ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
  • ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
  • ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
  • ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー
ほか、使えるサービスが盛りだくさんです。<有料会員の詳細はこちら>

【新刊予約受付中】
専門レポート『マーケティングDX最新戦略』

顧客に適時に適切な方法で売り込み、顧客に寄り添ってカスタマーサクセスを実現するにはどうすべきか。マーケティング×DXの戦略立案、実行に必要な打ち手がここに。
日経クロストレンド編集部、日経BPシリコンバレー支局、20人以上の専門家が執筆。600ページ以上に、国内100社、海外50社、1234のマーケテックソリューション一覧、打ち手を見つけられるマーケティングDXマップなどを掲載。
日経BPのマーケティングDX最新戦略サイトへ