関西TSUTAYA(大阪府吹田市)とプレシード・パートナーズ(東京・目黒)は2020年4月4日、奈良県初の「蔦屋書店」をオープンした。ライフスタイル型雑貨店「中川政七商店」もテナント出店(※新型コロナで当面の間、臨時休業)。地元住民が過ごせるサードプレイスとして期待されている。
静かな時間が流れる奈良ならではの空間
新型コロナウイルスの感染拡大により。日本全国に緊急事態宣言が発令された20年4月16日。その3日前、「奈良 蔦屋書店」の店内は開業したばかりにもかかわらず、ひっそり静まり返っていた。店舗スタッフによると「オープンして2日ほどは来店客数が多かったが、大阪など7都府県に緊急事態宣言が出されたのを機に一気に客足が遠のいてしまった」と言う(※5月11日より営業再開。営業時間は当面の間、午前10時~午後6時)。
そんななかでもスターバックスでコーヒーを注文したり、ソファで本を読んだり、本棚で本を探したり、奈良初の蔦屋書店に期待して訪れた地元客とおぼしき人たちが、ゆったり過ごしている姿が印象的だった。
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