全国小売店の販売データを集計する日経POS情報で、2020年3月の来店客千人当たり販売金額の前年同月比伸び率を調査した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ホットケーキミックスやシロップが前年同月比で大きく伸びていた。

外出自粛でホットケーキの材料が売れ行き好調(写真/Shutterstock)
外出自粛でホットケーキの材料が売れ行き好調(写真/Shutterstock)

 日経POS情報の食品ジャンルにおける20年3月の前年同月比伸び率上位は、1位「畜肉缶詰」(74.2%増)、2位「みつ・シロップ」(69.7%増)、3位「乾パスタ」(69.4%増)、4位「乾めん」(65.0%増)、5位「パスタソース」(61.9%増)、6位「プレミックス」(55.1%増)というラインアップだった。

 6位のプレミックスはPrepared Mix(調製粉)の略。ホットケーキミックス、お好み焼き粉、天ぷら粉、から揚げ粉など“粉もの”の類いだ。商品別に見ると、同カテゴリーの販売金額トップは森永製菓の「ホットケーキミックス」(150g×4)だった。20年2月から売れ行き好調で、同月の千人当たり販売金額は387.7円(前年同月比80.9%増)、20年3月は317.4円(2.1倍増)だった。

日経POSデータ家庭用品カテゴリーの前年同月比伸び率ランキング
日経POSデータ家庭用品カテゴリーの前年同月比伸び率ランキング

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