新型コロナウイルスの感染拡大で企業は様々な対策を打っている。SNS各社は正しい情報がユーザーに行き渡るように対応。在宅を楽しめるような機能の提供も開始した。ユーザー発信の企画も立ち上がり、活力を与え、人々の心を支えている。こうした新型コロナウイルスに関するSNSの動向をまとめた。
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない現在、ネットサービスの果たす役割が大きくなっている。なかでもSNSは人と人をつなぐハブとして、また世界の「今」を伝えるニュースソースとして重要な責務を果たしている。
ニュース需要が最も高いSNSはTwitterだ。Twitterの対応は早かった。人々が未知のウイルスを検索した時期をGoogleトレンドで確認すると、「新型コロナウイルス」のキーワードはおおよそ2020年1月20日以降から検索されている。Googleで検索されることは、Twitterでも検索される。Twitterは20年1月30日から、新型コロナウイルスに関する言葉を検索したユーザーに、各国の保健当局の情報にアクセスできるよう画面上部にリンクを表示した。Twitterは人々からのデマやフェイクニュースが発生・拡散しやすいサービスだけに、この迅速な対応は大きな意義がある。
Twitterは現在でもアプリ画面の最上部に「新型コロナウイルスに関する情報」をまとめたページへのボタンを設置し、素早く正しい情報にアクセスできるようにしている。さらに新型コロナウイルスに関するガイドラインを設置し、公衆衛生当局による勧告を否定するツイートや誤解を生む治療法、デマなどを見つけた場合は削除を要請すると発表した。たとえ冗談であっても、看過しない強い姿勢で臨むという。
他のSNSも新型コロナウイルスに関する対応を積極的に行っている。Facebook、Instagramでは「新型コロナウイルス」で検索すると、厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症について」へのリンクボタンが表示される。医療用マスクや除菌グッズなどの広告も禁止した。
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