新型コロナウイルスの影響で百貨店の美容部員の「客へのメーク自粛」が伝えられて間もない3月初め、コスメ業界に新たなショップがオープンした。自然派コスメブランド「SHIRO」を展開するシロ(東京・港)が開店した、“スマホで接客”する「SHIRO SELF」だ(現在臨時休業中)。

「SHIRO SELF」の入り口にはオブジェ風のQRコードが。スマホでかざすと、ショップのサイトに飛べる
「SHIRO SELF」の入り口にはオブジェ風のQRコードが。スマホでかざすと、ショップのサイトに飛べる
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店員数は既存の5分の1

 ルミネエスト新宿にあるSHIROの通常店舗のすぐ横にオープンしたSHIRO SELFは、スマートフォンとQRコードで“接客”するデジタルストア。品ぞろえは販売員が接客する既存店とほぼ同じだが、販売員が担当するのは客が購入商品を決めた後の金銭授受と商品の受け渡しのみで、店員数は通常店舗の5分の1程度だという。

「SHIRO SELF」の外観(写真、右側)。写真左の木目調のインテリアが目を引く店舗は、店員が接客する既存の「SHIRO」
「SHIRO SELF」の外観(写真、右側)。写真左の木目調のインテリアが目を引く店舗は、店員が接客する既存の「SHIRO」
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 香水を例に、スマホとQRコードを使った接客を体験させてもらった。気になる商品を見つけたら、名称と価格を示すプレートにあるQRコードをスマホで読み取る。そこでイヤホン(貸し出しもあり)を装着すると、音声による商品の説明が流れる。外国人客も想定し、この音声説明は多言語に対応しているという。

 説明を聞きながら、目の前にある実際の香水の匂いをあれこれトライ。EC全盛の時代だが、“お試し”できる点は実店舗ならではのメリットだ。気に入った香りを見つけたら、スマホ上で購入手続きを済ませ、カウンターへ向かう。ここからは販売員が金銭授受と商品の受け渡しをしてくれて、お買い物が完了する。

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