OYO Hotels Japan(東京・千代田)が新ブランド「OYO Ryokan」を2020年3月18日に発表した。全国にある旅館とパートナーシップを結び、おもてなしの心とテクノロジーを掛け合わせながら、効率的な収益アップを目指す。

OYO Hotels Japanの新ブランド「OYO Ryokan」の外観イメージ
OYO Hotels Japanの新ブランド「OYO Ryokan」の外観イメージ

日本の旅館に持ち前のテクノロジーを導入

 OYO Hotels Japanの母体であるOYO Hotels & Homesは、世界80カ国に100万室以上を保有し、AI(人工知能)などのテクノロジーを使って効率的に収益化する仕組みを導入していることで知られるホテルチェーンだ。企業理念は「世界一信頼されるホテルブランドになること」で、創業6年で世界第2位のホテルチェーンとなった。日本では2019年4月にソフトバンクとの合弁会社として本格的に事業を始動。20年3月現在、全国45都道府県80都市の施設とフランチャイズ契約をしている。

 OYO Hotels Japanによると日本国内の旅館市場はこの20年間で約40%縮小したという。一方、ホテル市場は20年間で約20%ほど伸びた。日本人のライフスタイルの変化や、少子化による後継者不足などが影響し、ホスピタリティー業界の市場のバランスが崩れ始めた。また老舗旅館にはWi-Fi(無線LAN)環境が整備されていないなど、ネットワークの問題もあるという。

 こうした流れを踏まえ、OYO Ryokanでは和室や温泉といった本来の旅館の姿はそのままに、宿泊予約や収益管理、ネットワーク環境に対し、OYOが持つテクノロジーを導入していくという。既に展開しているOYOホテルと同様に、AI技術を駆使しながら割安な宿泊料金で稼働率を上げ、収益性を高めていく考えだ。