「もう33歳じゃなくて、まだ33歳と思って頑張ります」「もう還暦ではなく、まだ還暦という思いでおります」――。大相撲初場所優勝力士の言葉を、還暦を迎えた天皇陛下がアレンジしたことで「もう対まだ」が話題になっている今、4年前のあるCM動画を振り返っておきたい。

「もう50代」か、「まだ50代」か
「もう50代」か、「まだ50代」か

 「もう33歳じゃなくて、まだ33歳と思って頑張ります」。2020年1月26日、大相撲初場所千秋楽で幕内西前頭17枚目の番付ながら14勝1敗で初優勝を果たした徳勝龍が優勝インタビューで語ったのがこのフレーズだった。

 「もう還暦ではなく、まだ還暦という思いでおります」。20年2月23日、即位後初の誕生日で還暦を迎えた天皇陛下は、会見の席上、近代以降で最高齢の即位であることに言及した質問に、徳勝龍のフレーズを還暦に置き換えて回答し、場を和ませた。

 高齢化と長寿化がますます進み、70歳定年も議論される日本において、一昔前の年齢感覚で“ご隠居”“若年寄”を気取るわけにはいかなくなった。自身の年齢を「もう」と思うか「まだ」と思うかは、単に言葉遊びではなく、人生100年時代を生き抜くうえで重要な論点だ。多くの中高年が「まだ」の意識で定年の概念を乗り越えて活躍し、生き生きと過ごすことが、逆ピラミッド型人口構成を乗り越えていくために欠かせない。

 天皇陛下と徳勝龍の「もう」「まだ」フレーズに先立つこと4年前、15年11月に、スキンケア用フェイスマスク「ルルルン」を販売するグライド・エンタープライズ(東京・渋谷)が、「もう」対「まだ」をテーマとするCM動画「もうまだ調査 ~肌と心は関係するのか~」を配信していた。

「まだ50代」と答えた人の肌年齢が総じて実年齢より若い結果に
「まだ50代」と答えた人の肌年齢が総じて実年齢より若い結果に
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