恋愛サバイバル番組は今も昔も鉄板コンテンツ

Amazon プライム・ビデオは「バチェラー・ジャパン」の人気で好調<br>(C)2019 Warner Bros. International Television Production Limited. All rights reserved.
Amazon プライム・ビデオは「バチェラー・ジャパン」の人気で好調
(C)2019 Warner Bros. International Television Production Limited. All rights reserved.

 Amazon プライム・ビデオで人気コンテンツといえば、若くして成功を収めた独身男性のパートナーの座をかけて20人の女性が競い合う婚活サバイバル番組「バチェラー・ジャパン」。米国で国民的人気番組になっている「The Bachelor」のローカル制作版で、国内3シリーズ目(シーズン3)が配信された19年9~10月は、ネタバレを含むWebニュース記事が飛び交う盛り上がりを見せた。20年は独身女性が主役となって多数の男性候補からパートナーを選び抜く“逆バチェラー”作品の放映も予定されていて、話題を集めそうだ。

 Netflixも、かつてフジテレビで放映していた恋愛バラエティー番組「あいのり」「テラスハウス」の新シリーズを配信して人気を集めている。無名の一般男女の恋愛模様を観察するコンセプトは、1980~90年代の「ねるとん紅鯨団」、70~80年代の「ラブアタック!」「プロポーズ大作戦」などの番組が人気を博してきた。時代を超えて若者を夢中にさせる鉄板コンテンツがテレビから動画にシフトしているのは興味深い。

 なおAbemaTVは、データでは利用者数、1人当たり視聴時間とも前年比減となっている。AbemaTVも同様に「オオカミちゃんには騙されない」などの恋愛リアリティーショーが人気だが、それらの番組の中心視聴者層は他社より若い10代女性で、同社は「今や女子中高生(15~19歳の女性)の3人に2人が見ている」を宣伝フレーズにしているほど。視聴者が特定層に集中している場合、老若男女を網羅したモニター調査では把握しづらい可能性がある。

 1人当たり視聴時間の伸び率では、前年比31.1%増のHuluも健闘した。19年4月から半年間放送された日本テレビ系ドラマ「あなたの番です」は、マンション住民の誰かが毎週殺害されるミステリーで、放送のたびに「あな番」がトレンドワードに上がって“犯人予想”がSNS上で繰り広げられた。Huluではその見逃し配信に加え、登場人物に焦点を当てたオリジナルストーリー「扉の向こう」も配信したことが、視聴時間の伸びに貢献した。