三井不動産と三井不動産ホテルマネジメント(東京・中央)は2020年1月24日、東京・六本木に「三井ガーデンホテル六本木プレミア」を開業した。インテリアデザインに著名アーティストやデザイナーを起用。最上階のレストラン&バーに設けた開放的なテラス席からの夜景もセールスポイントだ。

世界的インテリアデザイナーの森田恭通氏がデザインした最上階にあるレストラン&バー「BALCÓN TOKYO」は開放的なテラス席が特徴。テラス席は見上げると吹き抜けで東京の空が広がっている。オープンエアのダイニング空間としては六本木一の高さだという
世界的インテリアデザイナーの森田恭通氏がデザインした最上階にあるレストラン&バー「BALCÓN TOKYO」は開放的なテラス席が特徴。テラス席は見上げると吹き抜けで東京の空が広がっている。オープンエアのダイニング空間としては六本木一の高さだという

著名デザイナーやアーティストが館内で共演

 六本木交差点から飯倉方面に歩くこと4~5分。外苑東通りの沿いの北側、六本木の華やかな街並みに溶け込む「三井ガーデンホテル六本木プレミア」。19年11月、国立競技場の目の前にオープンした「三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア」と同じ、上級ラインの“プレミアシリーズ”だ(関連記事「新国立競技場前に新ホテル 五輪後の需要も不安なし」)。
三井ガーデンホテル六本木プレミア外観
三井ガーデンホテル六本木プレミア外観

 六本木といえば外国人観光客にとって定番の人気スポット。既に受け付けが始まっている予約でも、外国人客の割合が「約7割に上る」(同社広報)。そのうち欧米からのインバウンド客が約4割を占めるという。

 同ホテルのコンセプトは「Superb Experience ― 六本木で、胸高鳴るひとときを。―」。その実現に向け、館内のファブリックアートを手掛けたテキスタイルデザイナーの森山茜氏やGLAMOROUS代表の森田恭通氏をはじめ、インテリアデザインには国内外で活躍する著名デザイナーやアーティストが参加した。インバウンドの観光客を意識してか、和のテイストと六本木ならではの華やかさを融合した雰囲気で統一しているのもポイントだ。

ロビーの2層吹き抜けにつるされた森山氏のファブリックアート
ロビーの2層吹き抜けにつるされた森山氏のファブリックアート
1階のラウンジ。六本木のきらびやかさと和のテイストが混じり合ったインテリアやアート作品は国内外の著名アーティストらとのコラボで生まれた
1階のラウンジ。六本木のきらびやかさと和のテイストが混じり合ったインテリアやアート作品は国内外の著名アーティストらとのコラボで生まれた
スウェーデンを拠点に活躍するアーティスト・言上真舟氏によるガラスを素材にしたアート作品
スウェーデンを拠点に活躍するアーティスト・言上真舟氏によるガラスを素材にしたアート作品

 客室数は全257室。1泊2万円前後からの「モデレート」(約20平方メートル、定員2人)から、1泊8万2000円~の「ジュニアスイートキング」(約63平方メートル、定員2人)までを用意した。水が豊富に湧いていたといわれる六本木エリアでは、かつて金魚の養殖が盛んに行われていたことにちなんで、客室には金魚をモチーフにしたイラストなども飾られている。

大きなベッドで2人まで宿泊できる「モデレート」
大きなベッドで2人まで宿泊できる「モデレート」
かつて六本木では金魚の養殖が盛んに行われていたという。客室内にも金魚のイラストが飾られている。手掛けたのはイラストレーターの木原未沙紀氏
かつて六本木では金魚の養殖が盛んに行われていたという。客室内にも金魚のイラストが飾られている。手掛けたのはイラストレーターの木原未沙紀氏
ジュニアスイートキングなどの部屋では日本酒「獺祭(だっさい)」やワイン、ビールなどが無料で楽しめるサービスも
ジュニアスイートキングなどの部屋では日本酒「獺祭(だっさい)」やワイン、ビールなどが無料で楽しめるサービスも
欧米からのインバウンド客も多いことからフィットネスジムも充実させている
欧米からのインバウンド客も多いことからフィットネスジムも充実させている

 このホテルの大きな売りとなっているのが、森田氏がデザインを手掛けた最上階のレストラン&バー「BALCÓN TOKYO(バルコン・トーキョー)」だ。特にテラス席はオープンエアのダイニング空間としては、六本木一の高さを誇る。東京の真ん中から東京タワーや高層ビル群の夜景が楽しめる。運営は飲食店運営のゼットンが手掛ける。

 看板メニューは氷温熟成した牛肉を焼き上げたローストビーフ。朝食からディナーまで、肉の種類を変えて提供する。例えばディナーのアラカルトのローストビーフが2700円(税別)からと、ホテルのレストランとしてはリーズナブルな価格も魅力となっている。

テラス席から眺める東京タワーの夜景は人気となりそう
テラス席から眺める東京タワーの夜景は人気となりそう
店内106席、テラス席38席(東側テラスのみ)を用意。一般客は直通エレベーターも利用できる
店内106席、テラス席38席(東側テラスのみ)を用意。一般客は直通エレベーターも利用できる

(写真/酒井康治)


【新刊予約受付中】
専門レポート『マーケティングDX最新戦略』

顧客に適時に適切な方法で売り込み、顧客に寄り添ってカスタマーサクセスを実現するにはどうすべきか。マーケティング×DXの戦略立案、実行に必要な打ち手がここに。
日経クロストレンド編集部、日経BPシリコンバレー支局、20人以上の専門家が執筆。600ページ以上に、国内100社、海外50社、1234のマーケテックソリューション一覧、打ち手を見つけられるマーケティングDXマップなどを掲載。
日経BPのマーケティングDX最新戦略サイトへ