カプセル式コーヒーマシン「ネスプレッソ」を日本で展開するネスレネスプレッソ(東京・品川)は、2020年1月30日から新コーヒーシステム「VERTUO(ヴァーチュオ)」を発売する。これまでの抽出システムとは異なる、新テクノロジーを採用したマシンで若者など顧客層の拡大を目指す。

「ヴァーチュオ」のカラーバリエーションはホワイト(2万900円・税込み)、チェリーレッド(2万900円・税込み)、クラシックブラック(2万5300円・税込み)、ダーククローム(2万7500円・税込み)の4種類で、カプセルコーヒーは25種類を用意(価格は10杯分で864~1080円・税込み)。2020年1月30日からネスプレッソ公式ウェブサイトや家電量販店などで販売開始
「ヴァーチュオ」のカラーバリエーションはホワイト(2万900円・税込み)、チェリーレッド(2万900円・税込み)、クラシックブラック(2万5300円・税込み)、ダーククローム(2万7500円・税込み)の4種類で、カプセルコーヒーは25種類を用意(価格は10杯分で864~1080円・税込み)。2020年1月30日からネスプレッソ公式ウェブサイトや家電量販店などで販売開始

圧力ではなく「遠心力」で抽出する

 「ヴァーチュオ」は独自に開発した新摘出テクノロジー・遠心力摘出法を搭載。高圧力抽出を採用するネスプレッソ従来のコーヒーメーカーとは異なり、カプセルを回転させながら遠心力を使ってお湯を注入し、カプセル内のひいたコーヒー豆全体にお湯を行き渡らせていく。

 カプセルの縁に印刷したバーコードには、各カプセルに最適な抽出設定が記録されている。バーコードを機械が自動で読み取ることにより、カップサイズ、回転数、注入湯量、湯温、蒸らし時間など各ブレンドに最適な抽出がボタン1つで可能となる。

 ネスレネスプレッソのパスカル・ルバイー社長はヴァーチュオについて「2014年に米国とカナダで発売した先行モデルのデザインを新しくしたもの。世界に先駆け日本で初めてお目見えとなる」と説明。その上で「これは全く新しいコーヒーシステム。開発に5年間を要した革命的なテクノロジーを搭載している」と既存のコーヒーメーカーとは異なる点を強調した。

 ヴァーチュオでは、ラージサイズのマグ(約230ミリリットル)をはじめ5つのカップサイズ(マグの他にはアルト約414ミリリットル、グランルンゴ約150ミリリットル、ダブルエスプレッソ約80ミリリットル、エスプレッソ約40ミリリットル)でコーヒーを味わうことができる。「主にラージサイズで楽しんでいる方々に適したマシンだと自負している。コーヒー愛飲者の86%がラージサイズで楽しんでいるという(※ネスプレッソ調べ)日本では、きっと受け入れてもらえる。日本は米国に次いで大きなコーヒー市場。この巨大なマーケットの中で『ヴァーチュオ』を提供することにより、我々はさらに飛躍できると考えている」(パスカル社長)と自信をのぞかせた。

「日本で受け入れてもらえる」と自信をのぞかせるネスレネスプレッソのパスカル社長
「日本で受け入れてもらえる」と自信をのぞかせるネスレネスプレッソのパスカル社長

 抽出された一杯で目を引くのは、ヘーゼルナッツ色のきめ細かなクレマ(泡)だ。同社の甲斐太平衛マーケティングディレクターは「今までにない厚みのある豊かなクレマを実現できた。まずは一口そのまま飲んでもらい、その後これをスプーンで混ぜ込み、コーヒーと一緒に楽しんでもらう。我々はこれを“新作法”と定義する。これまで家庭では味わえなかった柔らかな口当たりを簡単に体験してもらえる」と胸を張る。

ネスレネスプレッソの甲斐マーケティングディレクター
ネスレネスプレッソの甲斐マーケティングディレクター