仕事帰りに楽しみたい味

 「クラフトビールの次は、クラフトスピリッツだよ」――。クラフトビールの「常陸野ネストビール」で知られる木内酒造(茨城県那珂市)は、こんなうたい文句でSEEKBASEの一画に「常陸野ブルーイング 東京蒸溜所」をオープンした。東京初となるクラフトスピリッツの蒸留設備を併設したダイニングバーだ(※クラフトスピリッツは蒸留許可申請中。20年春稼働予定)。近年、スピリッツ人気が高まりを見せている。なかでも高級感のあるクラフトジンに老舗酒造会社が相次いで新規参入している。

“レトロ散歩”に疲れたら、ふらりと入りたくなる「常陸野ブルーイング 東京蒸溜所」
“レトロ散歩”に疲れたら、ふらりと入りたくなる「常陸野ブルーイング 東京蒸溜所」
ドイツのチーマン社製ハイブリット式蒸留機。原液(スピリッツ)を蒸留し、ハーブなどのボタニカル(香草類)による香り付けでオリジナルのクラフトスピリッツを造る。一度に蒸留できる量は300リットル。傍らに立つのはスタッフのサムさん
ドイツのチーマン社製ハイブリット式蒸留機。原液(スピリッツ)を蒸留し、ハーブなどのボタニカル(香草類)による香り付けでオリジナルのクラフトスピリッツを造る。一度に蒸留できる量は300リットル。傍らに立つのはスタッフのサムさん

 クラフトスピリッツとは原料や製法にこだわり、特徴的な味付けをしたアルコール度の高い蒸留酒のこと。お酒の「クラフト」は、職人が作る手作り感のある高品質なものを“技能”にたとえて、そう呼ばれる。同店では蒸留したジンをベースに、焼きユズやハーブ、昆布などを浸して香味付けしたリキュールをはじめ、自社製造のモルトウイスキー、クラフトビールなども提供。茨城県産のブランド和牛「常陸牛」やブランド豚「常陸の輝き」を使った自家製ハム、ソーセージとともに楽しめる。

丁寧に注がれた常陸野ネストビール
丁寧に注がれた常陸野ネストビール

(写真/酒井康治)