デジタル世代に向けジャパンカルチャー充実

 「海外から来た人たちのサードプレイスを目指す。インバウンド比率は最低3割以上」と牧山社長が明言したように、訪日外国人を意識したフロアも充実している。「パルコ劇場」(2020年3月開業)、ミニシアター「ホワイト シネクイント」など5つのエンターテインメント装置と、「PARCO MUSEUM TOKYO(パルコ ミュージアム トーキョー)」など9つのギャラリーを開設。パルコ ミュージアム トーキョーでは建て替え工事の仮囲いに美術演出した「AKIRA ART OF WALL」を巨大コラージュ作品として展示中。コピーライターの糸井重里氏が主宰する「ほぼ日刊イトイ新聞」のほぼ日は、東京のカルチャーを紹介するショップ「ほぼ日カルチャん」(4階)とイベントスペース「ほぼ日曜日」(8階)をオープンした。

 6階には世界中のデジタル世代に向けて、ゲーム、キャラクター、マンガ、eスポーツの人気コンテンツを集積したデジタルとサブカルチャーのゾーンを設けた。任天堂の国内初の公式ショップ「ニンテンドートウキョウ」のほか、ポケモンの世界観をテクノロジーで再現した「ポケモンセンターシブヤ」、さらに「刀剣乱舞万屋本舗」など日本を代表するコンテンツホルダーが集結。グッズ販売だけでなく、五感で世界観を体感できるのが特徴だ。

 ラグジュアリーファッションからカオスなグルメ空間、最新のアート&カルチャーやデジタルの体験までそろい、パルコの本気度が伝わる新生渋谷パルコ。新たな挑戦が消費スタイルや街を変える起爆剤となるのか注目していきたい。

国内初となる任天堂の直営オフィシャルショップ「ニンテンドー トウキョウ」。ゲーム機本体やソフト、キャラクターグッズなどの販売はもちろん、常設の体験スペースで任天堂発売のゲームソフトを試遊できる。イベントやゲーム体験会も開催予定
国内初となる任天堂の直営オフィシャルショップ「ニンテンドー トウキョウ」。ゲーム機本体やソフト、キャラクターグッズなどの販売はもちろん、常設の体験スペースで任天堂発売のゲームソフトを試遊できる。イベントやゲーム体験会も開催予定

(写真/橋長初代)


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