スターバックス コーヒー ジャパンが非接触の決済機能付きのボールペンを2019年9月25日に発売した。価格は5000円を超え、高級文具の部類に入る。スマホアプリでの決済を勧めてきた同社が、なぜペンを開発したのか。
ゼブラと協業「コーヒーをイメージした」高級ボールペン
「STARBUCKS TOUCH The Pen(スターバックス タッチ ペン。以下、タッチ ペン)」はスターバックス コーヒー ジャパンが文具メーカー・ゼブラと共同開発した新商品。シルバー、ブラック、ホワイトの全3色で、コーヒーをドリップする際に用いるステンレスのケトルやセラミックのドリッパーなどをイメージしたデザインだ。
ペンの上部には非接触型のICチップが埋め込まれているので店頭やオンライン上で事前に入金しておけば、店頭でペンを端末にかざすだけでコーヒーが買える。だが、スターバックスは2016年から公式アプリを使ったキャッシュレス決済を導入しており、利用者も順調に増えている。なぜ、決済機能付きのボールペンを開発したのか。
ユニークなグッズで決済の瞬間に楽しみを感じてもらいたい
実はスターバックス コーヒー ジャパンが決済機能を付けた雑貨を扱うのは、これが初めてではない。15年5月のiPhoneケースを皮切りに、「STARBUCKS TOUCH(スターバックス タッチ)」シリーズとしてこれまでにもいくつかの商品を発売している。
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