PC関連ブースの拡大を見て、「迎え入れられた」印象を受けた

――今回の東京ゲームショウ2019の印象はいかがでしたか。

鈴木 eスポーツ関連からコンシューマー、モバイルまであらゆる分野が出展しており、現在のゲーム業界を反映していると感じました。PC関連のブースも拡大しており、こんなにPCが注目されているのかと驚いたくらいです。以前、辻本社長が「これからはPCもやらないといけませんね」と話されていたので、すごく迎え入れられた印象を受け、本気でPCに取り組んでこられたことが分かりました。

 確かにゲームでもPCを推進したいと思っています。しかしそれは家庭用ゲーム機に取って代わったり、市場を奪い合ったりということではありません。PS4は総合体験プラットフォームとして優秀です。PCはそれに加えてゲームの楽しみを深めるものであり、「足し算」という認識ですね。

「PCと家庭用ゲーム機で市場を奪い合うことはない」と話すインテル日本法人の鈴木社長
「PCと家庭用ゲーム機で市場を奪い合うことはない」と話すインテル日本法人の鈴木社長

辻本 2019年は米国のE3や中国のChinaJoyにも行きました。名だたるゲームショウを見てきましたが、東京ゲームショウは総合的に世界一のゲームイベントになったのではないでしょうか。国内外の多種多様な人や企業が参加してくれていますし、ホスピタリティーが高く、安全面もしっかりしています。イベントとしての質や国際性では、世界トップクラスでしょう。今回は5Gも話題となりました。5Gの恩恵を受けるのはスマートフォンとも言われていますが、PCこそ恩恵を受けると思います。鈴木社長もおっしゃっていますが、PCと家庭用ゲーム機は共存できます。グローバルにおけるゲーム市場はまだまだ拡大します。これからのゲームビジネスの世界は、家庭用ゲーム機に加え、PC市場も巻き込んでいくことになるでしょう。

(写真/中村 宏)