「ヨシケイ」との協業でリカーリングサービス導入

 キッチンポケットは顧客とレシピとキッチン家電をつなぎ、メニューの提案から調理のサポート、食材の注文・配送まで、ライフスタイルに合わせて食の暮らしを支援するアプリ。キッチン家電との連携により食材の買い物リストを自動生成するほか、対応製品へのメニュー送信も可能になる。さらに14年からサービスを開始し、19年8月末現在300万人が利用するWeb版の「キッチンポケット」を介して顧客同士をつなぎ、キッチン家電の使いこなしまでサポートする。「アプリを介して人とレシピとキッチン家電をつなぐことで、日常の悩みを一気に解決できると確信している」と堂埜氏は語る。

キッチンポケットには1週間分の献立に沿って食材を分類し、「買い物リスト」を自動生成してくれる便利な機能も
キッチンポケットには1週間分の献立に沿って食材を分類し、「買い物リスト」を自動生成してくれる便利な機能も
調理家電情報コミュニティーサイトとして14年11月からサービスを開始したWeb版「キッチンポケット」。利用者は19年8月末時点で300万人に上る
調理家電情報コミュニティーサイトとして14年11月からサービスを開始したWeb版「キッチンポケット」。利用者は19年8月末時点で300万人に上る

 キッチンポケットと連携し、購入後も好みの新メニューを増やせる無線LAN対応のスチームオーブンレンジ「3つ星ビストロ」の新製品も19年10月21日に発売する。アプリから最新レシピや旬の食材を使ったメニューなどを送信して本体に保存できるほか、アプリのユーザー同士でレシピや機器の使い方のお悩み解決といった情報を交換できるのが特徴だ。

スチームオーブンレンジ「3つ星ビストロ」NE-BS2600は19年10月21日発売。無線LAN対応で「キッチンポケット」と連携し、献立や機器の使いこなし、料理の下ごしらえをサポート。参考価格は税別18万円前後
スチームオーブンレンジ「3つ星ビストロ」NE-BS2600は19年10月21日発売。無線LAN対応で「キッチンポケット」と連携し、献立や機器の使いこなし、料理の下ごしらえをサポート。参考価格は税別18万円前後
「ビストロ」で調理できるメニューを含む主菜と副菜を1週間分セットで提案。好みに合わせて献立の編集が可能
「ビストロ」で調理できるメニューを含む主菜と副菜を1週間分セットで提案。好みに合わせて献立の編集が可能
アプリ上で随時更新される新メニューを「マイリスト」に保存でき、オーブンレンジ「ビストロ」にも送信して保存することが可能
アプリ上で随時更新される新メニューを「マイリスト」に保存でき、オーブンレンジ「ビストロ」にも送信して保存することが可能

 料理の下ごしらえ代行サービスとして外部パートナーと連携し、「ビストロ」の機能を活用した専用ミールキットも開発した。今回、食材宅配業界10年連続トップのヨシケイグループのヨシケイ開発との協業を開始。「中骨取ったさんま」や「横浜大飯店監修回鍋肉」など、手間がかからず時短とおいしさを両立したコラボメニューを10月から発売した。ヨシケイのアクティブユーザー数は約50万世帯。全国で約4100人のスタッフがユーザー宅に直接届けるという「ラストワンマイルを構築している強み」を生かす。

 仕組みはキッチンポケットのアプリに掲載されているリンクから、ヨシケイのサイトにアクセスして注文するだけ。売れた分の販売手数料がパナソニックの収益になる。いわゆるリカーリング(継続収益)サービスのビジネスモデルを採用した。

食材配達サービスの「ヨシケイ」との協業により、アプリ経由で食材の配達注文ができる。写真はビストロとヨシケイが開発したコラボメニューの一例
食材配達サービスの「ヨシケイ」との協業により、アプリ経由で食材の配達注文ができる。写真はビストロとヨシケイが開発したコラボメニューの一例