バタフライボード(横浜市)は2019年9月12日、「ノーツ・バイ・バタフライボード」と呼ぶ「バタフライボード」シリーズの新製品を開発し、 クラウドファンディングの「Makuake」で12月13日まで先行販売すると発表した。新しい文具として注目を集めそうだ。
外観はシステム手帳のように見えるが、中身は小型のホワイトボードだ。各ボードの端には磁石が埋め込んであり、磁石でリフィルのようにつながっている。1枚ずつ分離して使うことも可能で、壁に貼り付けることもできる。個人でメモ代わりに使える他、グループ内のディスカッションなどにも重宝しそうだ。
同社は磁石を使ってホワイトボードを接続する「スナップ・バインディング・テクノロジー」と呼ぶ特許技術を開発。既にA5~A3判サイズを製品化している。いずれもホワイトボードを同技術で接続したり、壁に磁石で貼り付けたりできる。広く書けるようになるため、いつでもどこでも議論できる、超軽量の携帯型のホワイトボードとして発売。18年度のグッドデザイン賞を受賞するなど、話題を呼んでいた。
今回は同テクノロジーをさらに高め、システム手帳サイズの小型版として展開した。0.5ミリメートルと薄い磁石を開発。耐久性も上げた。また、ホワイトボード部分を新たに工夫し、フリクションボールペンで書いた文字を水ですぐに消せるようにした。合成樹脂と天然鉱物を主原料とした「シンセティックペーパー」を活用。微細な穴を持つ異なる材料を3層構造にして、インクの定着率を最適化することで、筆記性と消去性を高めた。
6枚のボードを内蔵でき、価格は5500円から(税込み)。本体サイズは170×85×6ミリメートルで、外観はグレーとアイボリーがある。付属のケースはブラックとホワイトを用意し、さまざまな文具も一緒に持ち歩ける。今回の製品も同シリーズとしてヒットしそうだ。
(写真提供/バタフライボード)