ロレックス創立者によるスイスの腕時計ブランド「TUDOR(チューダー)」が、日本初の路面旗艦店「チューダー ブティック 銀座」をオープンした。オープニングセレモニーには、ラグビーニュージーランド代表の「オールブラックス」のメンバーが登場し、会場を沸かせた。
世界最高のラガーマン、ボーデン・バレット選手登場
2018年10月、正式に日本上陸を果たした「TUDOR(チューダー)」。「ROLEX(ロレックス)」の創立者ハンス・ウイルスドルフが1926年に設立した腕時計ブランドだ。それから約1年たった19年9月14日、銀座6丁目の並木通りに路面旗艦店「チューダー ブティック 銀座(TUDOR BOUTIQUE GINZA)」を開店した。オープニングセレモニーには、チューダーのアンバサダーを務める、ラグビーニュージーランド代表の「ALL BLACKS(オールブラックス)」のメンバーが登場した。
オープニングセレモニーには、多くの報道陣や関係者が詰めかけた。ラグビーで最も有名なチームの1つであるオールブラックスを一目見ようと、足を止める人々も後を絶たなかった。テープカットの後は、日本ロレックス チューダー ブランドマネージャーの渡辺尚有氏、オールブラックスCCO(Chief Commercial Officer)のリチャード・トーマス氏、16年から2年連続で世界最優秀選手に選ばれたボーデン・バレット選手が、報道陣に向けてスピーチを行った。
記念モデルが初回生産「1181個」の理由
同日、チューダーがオフィシャルタイムキーパーを務めるラグビーワールドカップ2019日本大会の開幕を記念し、「ブラックベイ クロノ ダーク」も発売された。これはオールブラックスがアンバサダーとして身に着けている「ブラックベイダーク」に、クロノグラフ機能を搭載したモデル。1884年にオールブラックスが創立されて以来、現在までに選出されてきた人数と同数の「1181個」を初回生産する。ケースバックにはシリアルナンバーを刻印。今後も選出メンバーが増えるたびに、追加生産する予定だという。
渡辺氏は今回の商品を「強くて賢く、そして謙虚な姿勢のオールブラックスをイメージした」と紹介した。
前大会チャンピオンの称号を引っさげ、ラグビーワールドカップ2019で注目が集まるオールブラックス。19年9月21日には強豪南アフリカを退け、史上初の3連覇に向け幸先のいいスタートを切った。この勢いにあやかり、チューダーも高級時計メーカーが立ち並ぶ銀座の並木通りで注目を浴びたいところだろう。
(写真/梶塚美帆)