プレーヤーファーストと継続が大事

 GigaCrystaブランドとアイ・オー・データ機器の認知向上とともに、eスポーツイベントへの貸し出し依頼も増えてきた。19年の「いきいき茨城ゆめ国体」と「いきいき茨城ゆめ大会」の文化プログラム事業として開催される「全国都道府県対抗 eスポーツ選手権 2019 IBARAKI」の予選にも、ゲーミングディスプレーを提供した。草の根の大会も含めて年間60前後のイベントに機材貸し出しを行っており、コストはかかるが認知度向上に役立っているという。

 「ディスプレーを含めてゲーミングデバイスは海外メーカーが強い。アイ・オー・データ機器はまだまだ新参者だが、イベントへの貸し出しの効果もあり、認知度はここ1~2年でものすごく上がってきた」(西田谷氏)

 プロゲーミングチームへのスポンサードやイベントへの機材提供を今後も続けていくが、それはプレーヤーファーストでゲーマーにいい環境を提供して楽しんでもらうことが前提と考えている。

 「プロゲーミングチームとファンのつながりがあり、そこに我々が入らせてもらっているのであって、それを忘れてはいけない。急速な立ち上げと成果を希望するならeスポーツの世界に入ってこない方がいい。“eスポーツ”というキーワードに安易に乗っかってはいけない」(西田谷氏)

 アイ・オー・データ機器はゲーミングデバイスとしてディスプレーのほかに、ゲーム実況などに使うビデオ・オーディオキャプチャー製品やSSD製品も発売している。国内のゲーミングデバイスメーカーとしてのブランド確立を目指し、チャレンジは続く。

(写真/平野亜矢、写真提供/アイ・オー・データ機器)


全編コロナ後書き下ろし!
「ワークマンは商品を変えずに売り方を変えただけでなぜ2倍売れたのか」(2020年6月29日発売)
酒井大輔著、日経BP、1760円

 既存店と同じ商品を扱いながら、売り方を変えただけで2倍売れた!衝撃の新業態「ワークマンプラス」誕生から2年近く。消費増税も、新型コロナ禍も物ともせず、2桁成長を続けるワークマンの強さの秘密に迫りました。

 主人公は、商社からやってきた1人の男。作業服専門店が、なぜ今をときめくアパレルショップになれたのか。客層を大きく拡大できたのはなぜなのか。実は水面下で、緻密かつ計算され尽くした戦略がありました。組織が躍動し、変わっていく姿を、物語仕立てで克明に描写。本邦初公開の情報も余すことなく盛り込みました。ワークマンは新型コロナにどう立ち向かったのか。アフターコロナで何を仕掛けるのか。本書を読めばすべて分かります。新時代のリーダー像、成果を出すチームづくりの極意も見えてくるはずです。
Amazonで購入する
日経BP SHOPで購入する