紹興酒漬けのネタや鱧(はも)を使ったすしも

 2019年7月19日から提供が始まった匠の一皿の第1弾は、澤田氏と吉岡氏の品。澤田氏は「赤海老とうにの紹興酒漬けにぎり」(150円、価格はすべて税別)と「よだれ鶏にぎり」(150円)、「本格担々麺」(380円)を担当した。広東料理をベースに、枠にとらわれない自由な発想の料理を提供すると評判の澤田氏が目指すのは「中華の枠を超えた新しい中華」。澤田氏は「割烹(かっぽう)に負けない食材を使い、そこに中華のエッセンスを入れて、日本人だからこそできる中華をつくりたい」と言う。その言葉通り、特に紹興酒漬けにぎりは「(今回の企画以前に)自社で技を盗んで開発しようとしたができなかった」と堀江氏も悔しがるほどの出来だ。

「赤海老とうにの紹興酒漬けにぎり」。特製の紹興酒のタレがポイント
「赤海老とうにの紹興酒漬けにぎり」。特製の紹興酒のタレがポイント
「よだれ鶏にぎり」はアーモンド醤が隠し味
「よだれ鶏にぎり」はアーモンド醤が隠し味
「本格担々麺」はピリっとしたしびれる辛味が食欲をそそる
「本格担々麺」はピリっとしたしびれる辛味が食欲をそそる

 一方吉岡氏は「絶品鱧(はも)カツにぎり」とデザートの「琉球パフェ」(300円)を担当。最初に提供されるのは琉球パフェで、こちらはスシローのスイーツ部門「スシローカフェ部」も開発に加わった。スシローオリジナルの紫芋アイスとココナアイスの上に、パインやサーターアンダギー、ちんすこう、黒糖ピーナツがバランスよく配置されている。絶品鱧カツにぎりのほうは近日発売予定とのこと。

「琉球パフェ」は「まるで琉球に旅をしているように楽しめる」(吉岡氏)
「琉球パフェ」は「まるで琉球に旅をしているように楽しめる」(吉岡氏)
「絶品鱧カツにぎり」はフライにした鱧のサクサクとした食感が魅力(近日発売予定)
「絶品鱧カツにぎり」はフライにした鱧のサクサクとした食感が魅力(近日発売予定)

 発表会では山口氏と笠原氏が開発したすしも公開された。どちらもフレンチや和食といった自らの強みを生かし、なおかつオリジナリティーあふれる一皿だ。味だけでなく、見た目にもインパクトがある。こちらも近日発売予定となっている。

山口氏が担当した「サーモンの炙(あぶ)りに自家製タルタルをのせて」(左)。シェフのユーモアで、サーモンが今までにない食感で楽しめるようにフレンチ仕様に。右は「パリパリエビ春巻きに自家製タルタルを添えて」
山口氏が担当した「サーモンの炙(あぶ)りに自家製タルタルをのせて」(左)。シェフのユーモアで、サーモンが今までにない食感で楽しめるようにフレンチ仕様に。右は「パリパリエビ春巻きに自家製タルタルを添えて」
笠原氏が担当した「鰹(かつお)いぶりがっこ」(左)。鰹と相性のいいマスカルポーネチーズものせている。右の「信州練りみそ炙りしめ鯖(さば)」は鯖の味噌煮のような味。堀江氏は「優しい味が魅力」と語る
笠原氏が担当した「鰹(かつお)いぶりがっこ」(左)。鰹と相性のいいマスカルポーネチーズものせている。右の「信州練りみそ炙りしめ鯖(さば)」は鯖の味噌煮のような味。堀江氏は「優しい味が魅力」と語る

“光るタピオカ”で台湾「Sharetea」と初のコラボ

 他にもスシローカフェ部から日本初上陸となる台湾のカフェブランド「Sharetea」とのコラボ商品「光るゴールデンタピオカミルクティー」(280円)が発表された。Shareteaは世界で500店舗以上を展開する台湾発祥のドリンクのフランチャイズ。新商品はその名の通り、光を当てると金色に光るのが特徴だ。ミルクティーとタピオカ、いずれも日本で好まれる味や食感を研究して改良されている。

19年7月19日発売の「光るゴールデンタピオカミルクティー」をスマホのライトを使って光らせてみた。この「光る」性質を生かしたタピオカの楽しみ方は台湾では実施しておらず、これが初めての試みだという
19年7月19日発売の「光るゴールデンタピオカミルクティー」をスマホのライトを使って光らせてみた。この「光る」性質を生かしたタピオカの楽しみ方は台湾では実施しておらず、これが初めての試みだという
周囲を暗くすれば光るタピオカの存在感が増す
周囲を暗くすれば光るタピオカの存在感が増す

 Shareteaはこのタピオカを台湾をはじめ他の系列店舗でも使用しているそうだが、「光らせる」というのはスシロー側のアイデア。なお、なぜ光るのかについては企業秘密とのこと。スマホのライトを下から当ててもきれいに発光するので、店舗ではインスタ映えを狙って撮影するお客も増えそうだ。

握手を交わすスシローグローバルホールディングス代表取締役社長CEO(最高経営責任者)の水留浩一氏(左)と、ShareteaのCEO、鄭凱隆氏(右)
握手を交わすスシローグローバルホールディングス代表取締役社長CEO(最高経営責任者)の水留浩一氏(左)と、ShareteaのCEO、鄭凱隆氏(右)

(写真/酒井康治)


【新刊発売中】
書籍『マーケティング視点のDX』江端浩人著

DXが「デジタル化」で終わっていませんか?
DXをIT部門に“丸投げ”していませんか?
DXはマーケターの仕事です!
今こそマーケティング視点のDX(DX2.0)を進めよう

DX2.0の「4P」モデル(Problem、Prediction、Process、People)を提唱
国内外の企業事例(富士フイルム、ウォルマート、Zoom…)を10社掲載
「企業のDX診断」、今日から活用できる「DXワークシート」を収録
BP SHOPで購入する
アマゾンで購入する