YouTuberのマネジメントを手掛けるUUUM(ウーム)は、自社イベント「U-FES.TOUR 2019」でコンビニ大手ローソンと協業する。U-FES.TOUR 2019の最初の開催地である大阪で、同社の鎌田和樹社長CEO(最高経営責任者)が明かした。イベント事業の強化でさらなる成長を目指す。

2019年6月16日に開催されたU-FES.TOUR 2019 Games in 大阪の様子。小学生を含む若者が多数参加した(写真提供/UUUM)
2019年6月16日に開催されたU-FES.TOUR 2019 Games in 大阪の様子。小学生を含む若者が多数参加した(写真提供/UUUM)

 U-FES.TOUR 2019は、UUUM所属のYouTuberなどが登場するステージイベント。「今年はナカマに会いに行く」をテーマに、19年6月16日に大阪でスタートし、20年春までに東京・大阪・新潟・高松など10都市で公演する。また、各公演は「Games」「Kids」「Girls」「Music」「Variety」の5つのジャンルに分かれており、登場するYouTuberや内容が異なる。

 ローソンとの具体的な協業内容についての詳細は明かさなかったが、「U-FES.TOUR 2019の開催都市を追いかける形で、数店舗をコラボ店舗として展開する」(鎌田社長)。店舗の内装・外装をU-FES.TOUR 2019のイメージに合わせるほか、U-FES.TOUR 2019とのコラボ商品も提供する予定という。

広告以外の売り上げにも注力

 UUUMは13年の創業後、順調に売り上げを伸ばしてきた。直近の19年第3四半期(18年12月~19年2月)の売上高は47億4700万円。前年同期比で153%の売上高となった。47億4700万円のうち60%を超える30億2000万円がアドセンス(YouTubeからの収益)であり、これに企業とのタイアップ広告の売り上げを加えると、売り上げの80%以上を占める。

 そんな同社にとって今後の成長戦略を描くうえで重要視するのがイベントなどの広告以外の売り上げだ。YouTuberと視聴者をリアルの場でつなぐことを目的に15年にスタートしたU-FES.は年々規模が拡大。18年に開催したU-FES.GenreとU-FES.2018は、合計で約3万8000人を動員するに至った。同社の梅景匡之取締役COO(最高執行責任者)は、「イベントの入場料収入やグッズ販売などの広告以外の売り上げを増やしてYouTuberの経済圏を拡大させたい」と話す。

 また、広告売り上げについてもまだ成長できると自信を見せる。現在、UUUMがマネジメントするYouTuberなどクリエイターは300組以上。UUUM以外にもYouTuberをマネジメントする企業は多数ある。「すでにYouTuberは飽和状態ではないか?」との問いに梅景取締役は、「スポーツや趣味(釣りなど)を配信する人が増えている。これからもYouTuberのジャンルは広がるので、それに伴ってクライアントのジャンルも広がる。実際、案件数は日に日に増えている」と話した。最近では外務省や日本赤十字社とのタイアップも話題となった。

UUUMの鎌田和樹社長CEO(右)と梅景匡之取締役COO(左)
UUUMの鎌田和樹社長CEO(右)と梅景匡之取締役COO(左)