人気の台湾フードと台湾茶を満喫できる食ゾーン

 大屋根広場に面したテラス沿いの空間にはレストラン・食物販ゾーンを配置。タピオカミルクティーが人気の本格派ティースタンド「THE ALLEY(ジ アレイ)」や、恵比寿のスペシャルティーコーヒー専門店「猿田彦珈琲」が出店する。猿田彦珈琲は誠品生活南西店に海外初出店している。さらに、台北のおしゃれエリア、富錦街で人気のファッション&ライフスタイルブランド「富錦樹」が手掛ける台湾料理レストラン「富錦樹台菜香檳」と、1862年に台南で創業し、専門茶畑で生産するこだわりの台湾ウーロンを提供する台湾茶サロン「王徳傳(ワンダーチュアン)」が日本初出店。台湾で人気のブランドが集積するとあって行列は必至だ。

 食物販ゾーン「誠品生活市集」は、目黒の人気グロッサリーストア「FOOD&COMPANY」とコラボ。こだわりの伝統食材やおしゃれなキッチン雑貨を販売すると同時に、併設クッキングスタジオで、料理研究家やシェフによる食イベントを定期開催する。台北の南西店では、レストランと食雑貨のセレクトショップが融合した「神農生活×食習」が人気を博しているが、日本橋店でも食の新たな提案が話題を集めそうだ。

写真は誠品生活南西店の神農生活。食料品を販売する食物販ゾーンも洗練されたイメージが期待される
写真は誠品生活南西店の神農生活。食料品を販売する食物販ゾーンも洗練されたイメージが期待される
誠品生活日本橋のクッキングスタジオのイメージ写真
誠品生活日本橋のクッキングスタジオのイメージ写真
クッキングスタジオでは料理研究家やシェフによる食のワークショップを開催
クッキングスタジオでは料理研究家やシェフによる食のワークショップを開催

 日本進出に際しては、三井不動産と誠品生活股份公司の両社でライセンス保有会社を設立した。東京ミッドタウン日比谷で取引実績のある書店の有隣堂が、日本橋店の店舗運営を担う。「当初は言葉の問題や特有の出版流通など日本での事業にリスクを感じ慎重だったが、運営サポートの仕組みを提案し、不安を払拭できたことで取り組みが実現した」と、小林氏は振り返る。今後、日本橋店が軌道に乗れば、三井不動産が展開するほかの商業施設への出店の可能性もあるという。

 台湾好きはもちろん、台湾を知らない人にも台湾カルチャーの魅力を伝える情報発信拠点となれるか。日本1号店への期待はますます高まっている。

(写真/橋長初代、写真提供/三井不動産)