すべてのポケモンを家に集められるクラウドサービス

 発表会では「すべてのポケモンが集まる場所」をコンセプトにしたクラウドサービス『Pokemon HOME』を、20年にスタートすることも明らかになった。ニンテンドー3DSソフト『ポケットモンスター』シリーズやポケモンGOで捕まえたポケモンを預けたり、各連携ソフトへ連れていったりできる。

 『Pokemon HOME』では、スマホを通じて時間や場所を問わずポケモンの交換も可能。複数人での同時交換機能も実装する予定だ。

 開発を手掛けるゲームフリークの増田順一常務は、多様なソフトやデバイスで楽しめるようになったことで、ポケモンを取り巻く環境が大きく広がり複雑化したことを指摘。それを踏まえ「多様化した世界が1カ所に集まる場所を作り、そこを起点としてさまざまなソフトとポケモン、さらには人と人をつなぐ新たな体験を提供していく」(増田常務)とのこと。

「ポケモンがソフトを超えハードを超え、ずっと一緒に冒険をするかけがえのない存在になっている。ならではの世界観を形成してきた」と話すゲームフリークの増田順一常務
「ポケモンがソフトを超えハードを超え、ずっと一緒に冒険をするかけがえのない存在になっている。ならではの世界観を形成してきた」と話すゲームフリークの増田順一常務
Pokemon HOMEは2020年にリリースされる予定
Pokemon HOMEは2020年にリリースされる予定

DeNAとの共同アプリや渋谷パルコの新ポケモンセンターも

 他にも新作ゲームや新事業の発表が続いた。東宝の松岡宏泰常務は、2019年5月現在公開中の映画『名探偵ピカチュウ』が世界でヒットしていることを報告し、「日本発の知的財産として『ゴジラ』と並んで大きな数字を稼いでいる」と述べた。

発表会に登壇した東宝の松岡宏泰常務
発表会に登壇した東宝の松岡宏泰常務

 また、映画の原作となったニンテンドー3DS『名探偵ピカチュウ』の完結編がNintendo Switchで開発中であることも発表された。

 DeNAと共同で新作アプリゲーム『Pokemon Masters』も開発中だという。Android/iOS向けで、19年6月ごろに公開予定。

19年6月公開予定の新作アプリゲーム『Pokemon Masters』
19年6月公開予定の新作アプリゲーム『Pokemon Masters』

 世界2位の中国のゲーム企業「NetEase」とは、18年に始めた『ポケモンクエスト』の中国配信に向けて動いているという。NetEaseのゲーム部門パブリッシュ責任者Ethan Wang氏は「事前予約はすでに170万件を突破した」と報告した。

『ポケモンクエスト』の中国配信をポケモンと計画するNetEaseのゲーム部門パブリッシュ責任者Ethan Wang氏
『ポケモンクエスト』の中国配信をポケモンと計画するNetEaseのゲーム部門パブリッシュ責任者Ethan Wang氏

 19年秋開業予定の渋谷PARCOに、新たなポケモンセンターを出店する。同ビルに出店する「Nintendo TOKYO」との相互送客を見込んでいる。

 また、ウェブサイトから初期に登場した151種類のポケモンがモチーフのオリジナルデザイン生地を用いて、デザインをカスタマイズしたり注文できる「ポケモンシャツ」の販売地域も拡大するという。アジアの一部のみから、欧米など世界に向けても販売する。

渋谷PARCOに出店予定の新しいポケモンセンターのイメージ。最新鋭技術との調和を目指す
渋谷PARCOに出店予定の新しいポケモンセンターのイメージ。最新鋭技術との調和を目指す
ポケモンシャツは販売地域を拡大する
ポケモンシャツは販売地域を拡大する

(写真/酒井 康治、写真提供/ポケモン)