条件で選ぶお見合いに新しい風を

 通常のDNAマッチングコースでは、ノッツェ側が相性数値の良い人を利用者に紹介し、1対1でお見合いを行う。会うまで相手の写真や年収などの情報を一切知らせないのがこのコースの特徴だ。相性数値も、お見合い後に発表するという。

 今回のイベントでは、相手との相性数値を公開した状態で実施した。その代わり男性と女性の間にすだれでブラインドを作り、顔を見えなくすることで容姿による印象操作を減らしている。

 パーティーに参加したのは、男性13人(31~50歳)、女性13人(31~54歳)。参加のきっかけは「(イベントが)面白そうだったから」(女性)、「ダメ男に引っかかってばかりだったから。DNAの相性の良さが1つの安心材料になりそう」(女性)、「自分では見つけられない、気づけない相性の良い人に出会えるかもしれないから」(男性)など。究極の個人情報とも言えるDNA採取については、大半が「特に抵抗無かった」そうだ。

すだれごしにお見合い。全員と3分ずつ話した後、すだれを外し姿を見た状態で再度お見合い
すだれごしにお見合い。全員と3分ずつ話した後、すだれを外し姿を見た状態で再度お見合い

 結婚情報センター広報部長の藤村知氏は、今回のお見合いイベントの狙いを「先入観なく話ができる環境を作りたかった」と話す。

 従来の遺伝子検査の無いコースでは、相手の顔写真、学歴、年収などの情報がすべて開示されている。情報を確認した上でお見合いできる安心感はあるが、条件や容姿に固執してしまい、なかなかお見合いまでいかないケースも多々あるという。

 そこで18年夏頃、試験的にモニター数十人を募って遺伝子検査を行い、相性数値の高い者同士でお見合いをしてもらった。すると60%が次のデートにつながったという。通常コースの場合、次のデートにつながるのは30%以下というから、2倍以上の確率で次の段階へ進めることになる。モニターの反応も良かったことから、19年1月にDNAマッチングコースを本格的に導入した。

 HLA検査を基にお見合いパーティーをするのは今回が初めて。藤村氏は「他のイベントに比べ、(参加者が)集まりやすかった」と話す。