テスラジャパンは2019年5月10日、「テスラ サービスセンター 東京ベイ」を東京都江東区東雲にオープンした。都内初のサービスセンターで、既存顧客の利便性の向上と新規顧客の開拓などに加えて、試乗会やイベントなどにも活用していく計画だ。
都内初のサービスセンターがオープン
テスラ サービスセンター 東京ベイ(以下、東京ベイ)は、テスラ直営のサービス拠点としては横浜、名古屋、大阪に次ぐ4番目。「テスラのお客様は関東エリアが約3分の1。修理や車検は従来、横浜で対応していたが、ようやく都内で対応できるようになった」と、テスラジャパンの前田謙一郎シニアマーケティングマネージャーは語る。
また、同社の橋詰洋祐サービスマネージャーは「故障を前提に購入する人はいないが、やはり近くにサービスセンターがないと不安を覚える人も少なくない。東京ベイができたことで、テスラ車を試してみたいという人は増えると思う」と話す。
東京ベイは、東京臨海高速鉄道りんかい線の東雲駅から徒歩数分のところにある「A PIT オ-トバックス東雲」の敷地内。オ-トバックスの施設ということで、A PIT本館にはさまざまなカー用品、カーアクセサリーがそろっている他、2階部分にはスターバックスとTSUTAYA BOOKSTOREが併設されており、整備中の時間つぶしにはちょうどいい。また、東京ベイは電気自動車用の充電器も計5基を備えており、19年夏には超高速充電器スーパーチャージャーステーションを開設予定とのこと。
テスラとしては、東京ベイを誰でも気軽に立ち寄れるスペースにすることで、テスラや電気自動車への理解と普及を促進したい考えだ。
そうした活動の一環として、5月10日のオープンから12日までの3日間は、19年後半に国内納入が始まる電気自動車「Tesla Model 3」を一般展示中だ。Model 3は、フラッグシップモデルであるModel Xよりもコンパクトかつ低価格ということで、日本でも予約が殺到しているモデル。価格はスタンダードレンジプラスが約438万円、ロングレンジが約549万円、パフォーマンスが約660万円となっている。
さらに5月25、26日には、サービスセンターのオープンを記念するイベントとしてModel SおよびModel Xの試乗会を実施予定となっている。
(写真/堀井塚高)