2019年4月26日、銀座ロフトが改装オープンした。これまで3~6階までだった銀座ベルビア館の売り場を1、2階まで拡張。ロフトは同店を次世代型旗艦店として位置付ける。日本の「食」「自然」「美」をテーマに、環境に配慮した「雑貨の今」を発信していくという。

改装オープンした銀座ロフト。2017年の開店当初は3~6階で営業していたが、1、2階を増床したことで営業面積は従来の1.4倍になり、取扱商品数も約5万点から7万点に増えた
改装オープンした銀座ロフト。2017年の開店当初は3~6階で営業していたが、1、2階を増床したことで営業面積は従来の1.4倍になり、取扱商品数も約5万点から7万点に増えた
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日本の「食」「自然」「美」を世界に発信

 生活雑貨の専門店で知られるロフトは、文房具やコスメ、キャラクター雑貨、インテリアなどを取り扱っており、時代の感覚やニーズを敏感に反映させた店作りで人気だ。今回改装オープンした銀座ロフトは、日本だけでなく世界に向けて日本の雑貨情報を発信していく次世代型旗艦店である(関連記事「銀座ロフトが『食』強化 1階にサワー専門店やポップなアイス店」)。

 銀座ロフトの1階は、同社初の試みとなる「カフェ&フード」のフロア。麺類やスパイス類、缶詰、コーヒー、日本茶までを扱っており、食と食に関連する器、道具、書籍をセットにしたギフトを提案していくという。フロアの奥には30席のイートインコーナー「ロフトフードラボ」を設置し、限定スイーツやフルーツドリンクを提供する。アルコールもあるので、遅い時間にはバーとしても利用できそうだ。

1階は並木通りの街路樹も借景し、緑を意識させる演出。手前のサボテンはメキシカンフード&ドリンク「Tex-Mex Cactus」のポップアップ
1階は並木通りの街路樹も借景し、緑を意識させる演出。手前のサボテンはメキシカンフード&ドリンク「Tex-Mex Cactus」のポップアップ
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1階奥の「ロフトフードラボ」では、写真映えするカラフルなスイーツとドリンクを提供。持ち帰りも可能
1階奥の「ロフトフードラボ」では、写真映えするカラフルなスイーツとドリンクを提供。持ち帰りも可能
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 2階は、もともと3階にあった「美と健康のフロア」を大幅に拡張した「美と健康雑貨」のフロアだ。新たに6ブランドを導入したメンズスキンケアコーナーは、ロフトとしては最大級の規模。「薬日本堂」など漢方の専門店もロフト初である。

自然由来原料のコスメやインナービューティーに向けた食品など、自然系商品が強化された2階。営業面積は約859平方メートル
自然由来原料のコスメやインナービューティーに向けた食品など、自然系商品が強化された2階。営業面積は約859平方メートル
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 3階は「ファッション雑貨 バッグ&トラベル用品」のフロア。こちらも、もともと6階にあった「トラベル」「モバイルツール」を移動・拡張した。米ロサンゼルスのバッグブランド「HOLSTON and HAYES(ホルストンアンドヘイズ)」やスポーツサングラス専門店「EAUDEVIE(オードビー)」などもロフト初出店。同フロアには免税カウンターがあるほか、iPhoneの修理受付カウンターもある。

約400点のアイテムを展開する「MoMA Design Store」には、銀座ロフト先行販売品も多数
約400点のアイテムを展開する「MoMA Design Store」には、銀座ロフト先行販売品も多数
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ANAの東京-ホノルル線新型機就航を記念した期間限定企画「ANA FLYING HONU」。エアバスA380型機の機体に描かれた伝説のウミガメ(HONU)は、ハワイを含むポリネシア文化圏で海の守り神とされている
ANAの東京-ホノルル線新型機就航を記念した期間限定企画「ANA FLYING HONU」。エアバスA380型機の機体に描かれた伝説のウミガメ(HONU)は、ハワイを含むポリネシア文化圏で海の守り神とされている
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 4階は従来の「生活雑貨」のフロアで、新装オープンのテーマの1つである「サステナビリティー(持続可能性)」を意識した品ぞろえとなっている。エコバッグやマイストロー、天然成分にこだわったせっけんなどが並ぶ。また災害時だけでなく、日常生活やアウトドアライフでも重宝するマルチコンパクト防災グッズとして、ソーラー充電式の携帯LEDライトや、発電式モバイルバッテリーなども扱っている。

ドイツの生活雑貨ブランド「koziol(コジオル)」は、100%再生可能な素材を使用している
ドイツの生活雑貨ブランド「koziol(コジオル)」は、100%再生可能な素材を使用している
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4階にはデザイン性の高いキッチンアイテムを取りそろえた。日本文化を発信するコーナーもある
4階にはデザイン性の高いキッチンアイテムを取りそろえた。日本文化を発信するコーナーもある
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世界の職人による手作りの逸品がズラリ

 5階は「文具」のフロア。筆記具、事務用品、ノート、ポストカードなど、定番のロングセラーから最新アイテムまでを幅広くそろえている。世界の職人による手作りの逸品を集めた「THE CRAFTMANSHIP SHOP」は、一見の価値アリだ。記念品や贈り物に向けたサービスとして名入れなどを施してくれる「LOFT&Fab」も、6階から5階に移設された。

色とりどりの文房具が並ぶ「文具」のフロア。奥の「RECOMMEND」と書かれた一角が「THE CRAFTMANSHIP SHOP」のコーナー
色とりどりの文房具が並ぶ「文具」のフロア。奥の「RECOMMEND」と書かれた一角が「THE CRAFTMANSHIP SHOP」のコーナー
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国内唯一の小型鉛筆削りメーカー、中島重久堂の中島潤也社長。鉛筆を削ったときに出る「ペンシルフレーク」はもはやアートの域で、フランスの生活雑貨展「MAISON & OBJET」に出展した際は数十万円で買いたいというバイヤーもいたとか
国内唯一の小型鉛筆削りメーカー、中島重久堂の中島潤也社長。鉛筆を削ったときに出る「ペンシルフレーク」はもはやアートの域で、フランスの生活雑貨展「MAISON & OBJET」に出展した際は数十万円で買いたいというバイヤーもいたとか
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グランドオープン記念として、「mt POP UP SHOP」では銀座ロフト限定だるまを販売
グランドオープン記念として、「mt POP UP SHOP」では銀座ロフト限定だるまを販売
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英国「Bellerby & Co.」製作の地球儀。地図は職人が数カ月かけて手描きしたもので、価格は税別180万円
英国「Bellerby & Co.」製作の地球儀。地図は職人が数カ月かけて手描きしたもので、価格は税別180万円
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6階から移設された「LOFT&Fab」。名入れ加工は税別500円、メタル打刻は税別1000円、レーザー彫刻、UV印刷も受け付けている
6階から移設された「LOFT&Fab」。名入れ加工は税別500円、メタル打刻は税別1000円、レーザー彫刻、UV印刷も受け付けている
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 6階は最もロフトらしさが出ている「バラエティ雑貨 デザイン雑貨」のフロア。外国人観光客向けに、相撲や歌舞伎、富士山といった日本をモチーフにした土産物をそろえる「JAPAN PRODUCTS」のコーナーや、ロフト初出店の眼鏡ブランド「JINS」などが集まっている。

 eスポーツブームもいち早く売り場に反映。人気のゲームタイトル「PUBG(PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS)」の公式グッズや、有名プロゲーマー御用達の端末、椅子などをそろえたコーナーもある。

 生まれ変わった銀座ロフトが発信するメッセージは、日本人はもとより訪日外国人を含む幅広いターゲットに向けたもの。生活雑貨情報の新たな発信源として期待したい。

インバウンドに向けて日本文化を発信する「JAPAN PRODUCTS」のコーナー
インバウンドに向けて日本文化を発信する「JAPAN PRODUCTS」のコーナー
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JINSでは、キッチンスポンジの上に眼鏡を置いて展示
JINSでは、キッチンスポンジの上に眼鏡を置いて展示
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スニーカーコレクターとして知られるKING-MASA氏のブランドショップ
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eスポーツ体験ブースはロフト初展開
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「PUBG JAPAN SERIES」の公式グッズの実物が常設されているのは銀座ロフトだけだ
「PUBG JAPAN SERIES」の公式グッズの実物が常設されているのは銀座ロフトだけだ
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(写真/酒井康治)