ビジネスウエアを選ぶ際、何を重視するだろうか――。ユニクロは、ビジネスウエアに関する意識調査の結果を発表した。ビジネスウエアの選び方や着こなしで重視する点が世代間で異なっていることや、着こなしが人間関係に悪影響を及ぼす恐れがあることが判明した。
「働き方」改革が叫ばれるなか、「働着方(はたらきかた)」の意識調査を2019年3月29日、ユニクロが発表した。ビジネスで着用する服装の選び方や着こなし方を「働着方」と名付け、理想の働着方などを調べた。対象は2019年4月入社の新社会人103人と20~50代の先輩社会人412人(いずれも男性だけ)で、2019年3月6~7日にインターネット経由で回答を集めた。
理想の「働着方」に世代間ギャップ
理想の働着方は、世代間で意識の差があることが鮮明となった。新社会人や20代の先輩社会人は「清潔感がある」を理想に掲げるが、30代以上になると「着心地がよい」を理想と考える傾向が見られた。40代、50代になると「動きやすい」が2位になっていることから、ビジネスウエアを長く着ている人ほど、快適さを求め出すようだ。
働着方が下手だとネガティブな印象になる
NGだと思う働着方は、新社会人、先輩社会人ともに「不快なニオイがする」「シミ・汚れが目立つ」「サイズが合っていない」が3位までを占めた。清潔感に加え、サイズ感も重要なポイントになっているようだ。
新社会人に、働着方が下手な人を「上司にしたくない」か聞いたところ67.0%が「はい」と回答。同様に「出世しなさそう」については68.0%が「はい」と答えた。
一方で先輩社会人に、働着方が下手な人は「スケジュールや時間にルーズ」という印象を受けるか尋ねると、73.5%が「はい」と回答。同様に「信頼できない」は60.4%が「はい」と答えた。
着こなし1つで、ネガティブな印象を他人に与えてしまい、人間関係や仕事に影響を及ぼす可能性があるようだ。他人に見られているという意識を忘れず、「清潔感」「サイズ感」「快適性」をキーワードに、ビジネスウェアを選びたいものだ。
(図表提供/ユニクロ)