航空会社のスターフライヤーが、男性ファッションブランド「junhashimoto」とコラボレーションしたスーツ「+FLOW」を発表した。着るだけで“出張バテ”を軽減するとうたう100着限定のこのスーツ、発売の狙いは企業認知度の向上だ。

スターフライヤーが開発した「+FLOW」は、“出張バテ”を軽減するビジネススーツ。同じデザインコンセプトのアイマスクが付属する。色はブラックとグレー、サイズはM、L、LLの3種類から選択可能。注文予約は「junhashimoto」ブランドサイトで受け付けており、限定100着で価格は9万7200円(税込み)
スターフライヤーが開発した「+FLOW」は、“出張バテ”を軽減するビジネススーツ。同じデザインコンセプトのアイマスクが付属する。色はブラックとグレー、サイズはM、L、LLの3種類から選択可能。注文予約は「junhashimoto」ブランドサイトで受け付けており、限定100着で価格は9万7200円(税込み)

有名デザイナーとのコラボで認知度向上を狙う

 北九州に拠点を置く航空会社スターフライヤーは2019年3月25日、大人の男のファッションブランドとして人気の高い「junhashimoto」とコラボレーションしたビジネススーツ「+FLOW(プラスフロー)」を発表した。このスーツは遠赤外線効果のある特殊な素材を採用し、血行を促すことで“出張バテ”を軽減するという。「+FLOW」を「junhashimoto」ブランドとして訴求することで、スターフライヤーの社名をファッションに関心の高い層にも広めていく考えだ。

 「junhashimoto」は、ロックバンド「Mr.Children」のボーカリストである桜井和寿やサッカーの香川真司選手など、著名人のファンも多い人気ブランド。チーフデザイナーである橋本淳氏は、世界的なシガーブランド「ダビドフ」やヒルトングループのホテル「コンラッド東京」と協業するなど、ファッションの枠に収まらない活動を展開している。認知度向上で客層の拡大を目指すスターフライヤーにとって、最適な存在といえる。

発表会であいさつした松石禎己スターフライヤー社長。「九州ではそこそこ有名な航空会社だ」と自負していたが、東京や関東での認知度は「まだまだだった」というエピソードを披露し、今回のプロモーションの重要性を語った
発表会であいさつした松石禎己スターフライヤー社長。「九州ではそこそこ有名な航空会社だ」と自負していたが、東京や関東での認知度は「まだまだだった」というエピソードを披露し、今回のプロモーションの重要性を語った

 「+FLOW」はスターフライヤーが提唱するコンセプト「スマート ラグジュアリーの1つの形」と説明するのは、同社営業本部マーケティング部の遠藤岳春氏。「スマート ラグジュアリー」とは、スターフライヤーが提供する商品やサービスを想起させるためのキーワードで、「知的で洗練された贅沢(ぜいたく)感」を表しているという。

 「航空会社があまり関わりを持てない人たちにもスターフライヤーを知ってもらうために、福岡市美術館のゴジラ展とタイアップしたり、EXILEの『High&LOW』という映画を機内エンターテインメントプログラムに採用したりした。今回のスーツもその延長」(遠藤氏)

 遠藤氏によれば、『High&LOW』の特設サイトを作ったところ、アクセス数が急増し、それはスターフライヤーを初めて利用する客の数にも反映されたとのこと。今回の「+FLOW」でも「認知度の向上につなげたい」と遠藤氏は意気込む。

スターフライヤーの遠藤岳春氏(左)と、デザイナーの橋本淳氏
スターフライヤーの遠藤岳春氏(左)と、デザイナーの橋本淳氏
星の鼓動を音楽にした「星々の歌を聴こう Star Chorus」は、2018年2月から3月にかけて展開されたスマートラグジュアリー
星の鼓動を音楽にした「星々の歌を聴こう Star Chorus」は、2018年2月から3月にかけて展開されたスマートラグジュアリー