「かさねの色目」。濃淡の異なる同系色を重ねることで独特の美しい色調が現れる。古来より祝い事やハレの日の女性用の装束として用いられ、日本の四季折々の自然の色合いを重ね合わせることで、日本の美や美意識を象徴する文化の一つといわれる

東京五輪の基本デザイン決まる、日本の伝統色「かさねの色目」

2018年10月10日
  • 左上から「藍」「紅」「桜」「藤」「松葉」の5色のカラーパレット。大会エンブレムを構成する3種類の四角形に「かさねの色目」に倣ってそれぞれ同系の6色を重ねたグラフィックが東京大会のコアグラフィックス
  • コアグラフィックスを施した基本的なグラフィックスタンダードの一例。コアグラフィックスにオリンピックのシンボルマーク、「TOKYO2020」のワードマーク、大会エンブレムにある形の異なる3種類の四角形のエレメントを配してデザインした
  • 同じく基本的なグラフィックスタンダードの一例。コアグラフィックスに大会エンブレムと「TOKYO2020」のワードマーク、大会エンブレムのエレメントがデザインされているが、コアグラフィックスの配色はより「かさねの色目」が強調されている
  • 「かさねの色目」。濃淡の異なる同系色を重ねることで独特の美しい色調が現れる。古来より祝い事やハレの日の女性用の装束として用いられ、日本の四季折々の自然の色合いを重ね合わせることで、日本の美や美意識を象徴する文化の一つといわれる