ココナツオイルブームを牽引した食品メーカーのブラウンシュガーファースト(東京・渋谷)。現在は、ココナツオイルに加え、アップルソースやコーヒー、飲料、菓子などさまざまなオーガニック食品の企画、製造、販売を手掛ける。2011年に20万円の元手で立ち上げた会社は、年商7億円にまで成長。現在は、他社も巻き込み、フードロス問題にも取り組む。ココナツオイルなど日本ではなじみの薄かった食品をどのように普及させ、女性を中心に同社の知名度やブランド力を上げてきたのか。荻野みどり社長に聞いた。キーワードはストーリーとデザインだ。

日経クロストレンドが2018年6月18~20日に開催する「日経xTREND FORUM 2018」に荻野みどり氏が登壇します。「知名度ゼロからのブランディング、私なりの必勝法」(20日13:00~13:40)と題し、レシピ動画サイト「DELISH KITCHEN」の編集長であるエブリーの菅原千遥氏と共に、起業から現在のブランドを構築するまでの軌跡を語ります。詳細・お申し込みはこちら
ブラウンシュガーファーストの荻野みどり社長
ブラウンシュガーファーストの荻野みどり社長

ブラウンシュガーファーストがココナツオイルの販売を手がけた当初、ココナツオイルは日本では非常に知名度が低い食材でした。目をつけたきっかけは?

荻野みどり社長(以下、荻野社長) ブラウンシュガーファーストはもともと、子供に食べさせても安心なお菓子を販売するところから始まったんです。そのための食材などを探しているうちに、巡り合ったのがココナツオイルでした。その時期、バターが不足していたこと、トランス脂肪酸の健康への悪影響が問題になっていたこともあり、バター代わりに使える良質な油としてココナツオイルに目をつけました。