英字フォントは点の直径と文字の太さを同じにすることで、ユニバーサルな印象に仕上げた。日本語フォントでは同じルールでは表現が難しかったため、二重線でカタカナを表現する方式を採用した
英字フォントは点の直径と文字の太さを同じにすることで、ユニバーサルな印象に仕上げた。日本語フォントでは同じルールでは表現が難しかったため、二重線でカタカナを表現する方式を採用した
[画像のクリックで拡大表示]

 「Braille Neue」は、デザイナーの高橋鴻介氏が開発した「目でも指でも読むことができるフォント」。墨字部分と点字部分をうまく重ねることで、視覚的にも違和感なく読めるようにした。2018年3月の発表からおよそ2カ月の間に、その開発プロジェクトは世界各国のデザイナーを巻き込みつつあり、現在は社会実装に向けて進んでいる。

 高橋氏がこのフォントを制作したきっかけは、「点字を読んでいる人の姿に、シンプルに感動したから」だという。点をつなげば文字になるのではないかと考え、アルファベットから作り始めることにした。可読性を上げるためにはさまざまな苦労があったというが、完成したフォント画像を18年3月にツイッターに投稿したところ、予想以上に大きな反響があった。