スマートフォンを使ってわずか2枚の全身写真を撮影するだけで、体のサイズを細かく採寸できるサービスを提供している米Bodygram。日本法人Bodygram Japan(東京・渋谷)は2020年10月、新たに1700万ドル(約18億円)の資金を調達し開発を強化している。創業者でCEO(最高経営責任者)のジン・コー氏に、将来ビジョンについて聞いた。

ジン・コー(Jin Koh)氏
マレーシア出身。米国でオーダーメードシャツのオンライン販売事業Original Stitchを起業。2015年、米スタンフォード大学主催の新規事業育成プログラム”StartX”に、現在のBodygramの身体採寸技術の原型で応募し高い評価を得る。19年に技術が完成し、同年1月にBodygramを創業してCEO(最高経営責任者)に就き、商用サービス開始。同年5月に日本法人Bodygram Japanを設立し、日本法人CEOも兼務。以後、日本に自らの拠点を置き、日本市場の開拓に力を注ぐ

 ユニクロ、花王、エアウィーヴなどアパレル、ヘルスケア業で身体採寸技術「Bodygram」の採用が相次いでいる(参考記事:「ユニクロや花王 全身写真2枚で非接触採寸できるAI採用」)。Bodygramは、スマートフォンで撮影したわずか2枚(正面と側面)の全身写真を基にして、AI(人工知能)を使って体の各部位の寸法を高精度で推定する技術だ。ディープラーニングによって蓄積した十数万人のデータを参照して、肩幅や手の長さ、首周り、腹囲、足の長さなど25カ所のサイズを推定できる。

 当初、アパレル業界のオンラインショップでの採用から始まったBodygramは、その後、ヘルスケアやフィットネス分野にも利用が拡大。2020年11月からは、そごう・西武のそごう横浜店と池袋西武本店の紳士服ワイシャツ売り場など、リアルな売り場での採寸方法としての採用も始まっている。

 着々と事業を拡大しているBodygramの創業者でBodygram JapanのCEO(最高経営責任者)を務めるジン・コー(Jin Koh)氏に、最近の取り組みと将来ビジョンについて聞いた。