ワールドワイドに通じる「遊び」は仕事になる

趣味についても、どんな意義があるかを考えてしまう人は多そうです。「退職後にやることなくならないように」「健康のためにスポーツを習慣にする」とか……。

成毛氏 みんな真面目なんですよね。でも、何が「遊び」かなんて定義することに意味はないんです。

 本の中に、私が思いついた20個の「遊び」を書いたので、まずはどれか1つをやってみるといい。「日本百名山を麓から眺める」というのはたぶん誰もやったことがないはず。麓まで行っても、眺めているだけで絶対に登らないんです。聞いただけではぴんと来ないかもしれない。でも、やり終えた後はそれが「遊び」になっている。

 「レゴで絵を描く」ことも誰もやったことがないと思いますよ。レゴで遊ぶときはほとんどの人が立体を作ってしまうから。巨大壁画にして街に飾るなんて、やろうと思えばすぐできます。ただし大量のブロックが必要になるので、レゴと組めればですけどね。面白いと思うことをやってみて、YouTubeにでもInstagramにでも投稿してみればいいんです。

『人生も仕事も変わる!最高の遊び方』(宝島社、1400円)
『人生も仕事も変わる!最高の遊び方』(宝島社、1400円)

 「東京23区の最中(もなか)屋の糖度比べ」なんて遊びも紹介したけれど、これは大真面目にやったら面白いと思います。甘さを主観で判定するのではなく、ちゃんと糖度測定器を使うんです。博士みたいな白衣を着てね。私も若くて食うに困らない程度にお金を持っていたらやっていたかもしれません(笑)。YouTubeの視聴回数を考えたら、大もうけできるのは目に見えていますからね。始めた当初は視聴回数1000回くらいかもしれないけれど、投稿を重ねていくと1万回、5万回は確実に取れますから。

インターネットを活用すれば、遊びも仕事につながる。

成毛氏 昔は遊びは金にならなかったけれど、今は違う。ただし、やるならワールドワイドに結び付くものを。日本人にしか伝わらないものは、これからの時代は通用しないでしょう。

(写真/酒井康治)