従来のカウンター販売との共存は

オプチューンは自宅にいながらスキンケアを最適化し続けられます。従来のBC(美容カウンセラー)による店頭サービスへとのすみ分けや共存についてはいかがですか。

川崎 化粧品業界のマーケットシェアでいえば、資生堂はまだ10%ちょっと。オプチューンがターゲットにしているのは、資生堂以外のユーザーです。反対にオプチューンに合わないのは、新しい商品を試したい人やBCとの対話を通じて選ぶのを楽しみにしている人だと思います。そのため既存のビジネスを損なわないと考えています。

 そもそもカウンターでのBC業務自体がパーソナライゼーションの1つのあり方です。人とのコミュニケーションを求める人、行きたくても行けない人、いろんな形に対応していきたいので、BCにもそういった対応を求めています。

 オプチューンのサービスではこれまでのビジネスで得られなかった情報が取得できます。それをBCと共有することで店頭応対にもフィードバックしていきたい。

今後の展望をお聞かせください。

川崎 BaaS(Bearuty as a Service)の領域をオプチューンでリードしていきたい。リアルタイムに使用状況がクラウドへ蓄積され続け、取得できる情報が変わってきています。CRM(顧客情報管理)も再購入や使用品種拡大といった観点から、使い続けてもらう方向へ大きく変わるでしょう。いい意味で化粧品の選び方まで変えられることを望んでいます。

既存ブランドのマーケティングも高度化してきているという。「社内にマーケターを成長させるためのアカデミーを設置するなど、コンピテンシーを高めるための環境が整ってきた」(川崎氏)
既存ブランドのマーケティングも高度化してきているという。「社内にマーケターを成長させるためのアカデミーを設置するなど、コンピテンシーを高めるための環境が整ってきた」(川崎氏)

(写真/北川聖恵、写真提供/資生堂)