中村元氏は、フリーランスの水族館プロデューサーだ。1980年から三重・鳥羽市にある鳥羽水族館を皮切りに、数々の水族館を手掛け、ヒットさせてきた。「弱点」を「武器」に変える、その発想法とは。

水族館プロデューサー/集客コンサルタントの中村元氏
水族館プロデューサー/集客コンサルタントの中村元氏

 1980年から勤務した三重・鳥羽市にある鳥羽水族館では、スナメリという珍しいイルカの出産シーンを撮影したという。それが、世界で初めての映像であることが判明し、テレビや新聞で話題となった。集客にも大きく影響し、中村氏は水族館では日本初の広報担当として、飼育する生物の映像をテレビ番組の「わくわく動物ランド」をはじめ、メディアに提供するようになったという。全国で2番目に飼育を始めたラッコの情報も、いち早くメディアで発信。ラッコブームを巻き起こすきっかけをつくったのも中村氏である。

 2002年に独立し、鳥羽水族館での経験を基に、神奈川・藤沢市の新江ノ島水族館、東京・池袋のサンシャイン水族館、北海道・北見市の北の大地の水族館のリニューアルを立て続けに手掛け、客数増に貢献。水族館プロデューサーとして注目されるきっかけとなった。サンシャイン水族館は11年と17年に大規模なリニューアルを実施し、17年度の来場者数は過去最高の197万人を記録。12年にリニューアルした北の大地の水族館は、年間1万9000人程度だった来場者数を15倍以上(年間約30万人)まで伸ばし、近隣の温泉街に立ち寄る団体ツアーなども組まれるようになったという。

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