“日本一、手帳を売っている”といわれるロフト。その手帳売り場は、今年の手帳商戦の縮図ともいえる。ロフトの旗艦店・銀座ロフトによる今年の注目株は、何をするための手帳か目的が明確な「コンテンツダイアリー」だ。その種類は、多岐にわたる。

 目的に向かってタスク管理できる「逆算手帳」や、ワクワクすることなどを書き込むことで目標達成に近づく未来を予約する手帳「CITTA(チッタ)」、各種イベントへの参加やチケットを取得するためのスケジューリングなど“オタ活”をするためだけに開発された「オタ活手帳」など、バラエティーに富んでいる。

 「普通の手帳機能は、スマートフォンやオンラインで代用できる。何にでも使えるものよりも、何かをするために特化したものや、誰かがプロデュースしたものなど、より付加価値があるものが売れている」と銀座ロフトの文具マネージャー片山歩氏。

 プロデュースした人にファンが付いていたり、SNSや口コミで話題になっていたりするなど、9~10月の早い時期に売れる手帳は、指名買いが多い。普通の手帳から流れてくるユーザーのほか、これまで手帳を買っていなかった新しい層の開拓にもつながっているという。

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