代官山 蔦屋書店は2019年6月、3号館2階の音楽フロアを大改装。扱っていたCD20万枚を5000枚に大幅縮小する一方、60席だった座席を160席に拡大した。
定額制音楽配信サービスの普及などにより、10年前と比べて音楽を取り巻く環境は大きく変わった。そんななか、開業8年目となる代官山 蔦屋書店が音楽フロアを大改装し、扱っていたレンタルCD20万枚を5000枚に大幅縮小。一方、「CDが売れない時代に、音楽を身近に感じてもらいたい」(同店音楽・スマートフォンリーダーの石場輝久氏)という狙いから、“カフェと音楽の融合”を掲げて60席だった座席を160席に拡大した。
「『ゆっくり座れるカフェがほしい』という声が今までもあったが、ただそれだけだとつまらない。そこで1960年代からのミュージックアーカイブとDJブースを設け、音楽のリクエストにも対応できるようにした」(石場氏)。リクエストは900万曲の中から受け付ける。
ライブを行えるイベントスペースも
新しくできたイベントスペース「Sesson:(セッション)」には、アルコールも提供するドリンクカウンターを設け、週に2~3回はイベントも開催予定。今後はライブに限らず、音楽に関わる講座やさまざまなコラボ企画にも意欲を見せる。
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