まだまだ寒い日が続いているが、売り場はひと足先に春の到来を告げている。銀座ロフトは「春のカザリモノ展」と銘打ち、25ブランドのアクセサリーを一堂に集めた売り場を1月15日から3月7日まで大々的に展開中だ。
「今までロフトでアクセサリーを取り扱う場合は、テナントで入ってもらったり、ポップアップで1ブランドを取り上げたりすることがほとんど。ここまで大規模なアクセサリーの企画は初めて」と、銀座ロフトの田中由起子次長。プチプラ(手ごろな)商品から、ハンドメイドの1点もの、インポート商品、60年代のフランスのビンテージ商品など、1000~1万5000円まで幅広く商品をそろえた。
アパレル商品ではなくファッション雑貨
田中次長によると、「ロフトで扱うファッションはアパレル商品ではなく、あくまでもファッション雑貨であることが重要。百貨店との差異化も意識した」とのこと。ブランドの選定や商談も、ビューティー系、バラエティー系、インテリア雑貨系と、3部門横断で行われたという。あまり高価ではなく、自分の気に入ったものを、ちょっとしたギフトとしてプレゼントしやすいことも重要なポイントだ。
例年の春のギフト企画ではハンカチや靴下が定番。今回は4月に予定している大幅増床でアクセサリー売り場を新設することもあり、それに向けたテストマーケティングとして実施したという。同店は女性客が7割を占めており、増床を機に銀座で買い物をする大人の女性の需要が高いアクセサリーの売り場を自主編集で展開することを決めたそうだ。
同店の客層は30~40代と他のロフトよりもやや高めなこともあり、ピアスとイヤリングを両方扱っているのもポイントだ。