
銀座ロフトでは2018年のクリスマスフェアが早くもスタート。目玉は豊富な品ぞろえのスノードームだ。その背景には、家族や友人など親密な人と過ごす“ウチナカ(家中)”クリスマスが主流になっていることがある。
ハロウィーンを直前に控えた10月20日、銀座ロフトには大きなスノードームと共に「クリスマスVILLAGE」が出現した。
同店では「LOFT VILLAGE」と題し、早くもクリスマスを中心とした冬を楽しむアイテムを全館で展開。3階は巨大スノードームをアイキャッチにした「クリスマスVILLAGE」、4階は暖炉をイメージした「ウォームVILLAGE」、5階はゲレンデ風に天井にゴンドラを走らせた「ダイアリーVILLAGE」、6階は山小屋をイメージした「カレンダーVILLAGE」と、全館を雪山に見立てて上に登っていくイメージを作り上げた。
今回特に力を入れているのがスノードームだ。「テラリウムやハーバリウムなど、最近“ミニマムな世界観”を表現したアイテムが売れている」(銀座ロフトの田中由起子次長)。スノードームを多数そろえたうえ、スノードームの中にいるような感覚を味わえる巨大ドームも設置。なんと商品としても販売している。


しかし、なぜスノードームなのだろうか。「昔のクリスマスは忘年会なども兼ねてみんなで集まって騒ぐのが主流だったが、最近は家族や友人など親密な人と過ごす“ウチナカ(家中)”が主流。たくさん飾るよりお気に入りのものを1つ選ぶ一点豪華主義の傾向がある一方、豪華なツリーをデコレーションするのではなく、扉にリースを掛けたり、オーナメントやデコレーショングッズなどのクリスマス飾りを部屋や玄関に置いたりして雰囲気を楽しむ方も増えている」(田中次長)。そんななか、オーナメントやデコレーショングッズなどのクリスマス飾りも自分へのご褒美に買う人が増え、コンパクトになっている傾向があるという。
現在クリスマス関連商品は銀座店オリジナルセレクトだけで800種類。これからインポートものなどの商品が追加され、11月下旬からはデコレーション系の商品からパーソナルギフトにラインアップもシフトしていく。今年の商品セレクトの特徴は、「クラシックでベーシックなものからチェックやパステルスイートなどより個性的なデザインまで、幅広いテイストをそろえたこと」(田中次長)。イルミネーションもパステル調の電飾の他、プロジェクターで部屋や外壁に光の雪を降らせるもの、ツリーにクリップで取り付けるLEDろうそくなど多彩だ。



