中国EC最大手のアリババ集団傘下の医療関連のネットサービス「阿里健康(アリヘルス)」は2020年4月21日、新型コロナウイルスPCR検査の予約サービスを開始すると発表した。患者はオンライン上で検査サービスの購入および予約ができる。電子版の検査結果リポートは、検体を採取してから最短で24時間以内に受領が可能だ。
アリババが提供する新型コロナウイルス検査の予約サービスは現在、同社傘下の個人間取引(C2C)のECサイト「淘宝網(タオバオ)」や、企業・消費者間取引(B2C)サイト「天猫(Tモール)」、スマホ決済サービス「支付宝(アリペイ)」、モバイルブラウザー「優視(UC)」、検索アプリ「夸克(クォーク)」で、「新冠核酸検測(直訳で新型コロナウイルスの核酸検査)」と検索すれば、専用ページに入り検査サービスを予約することができる(20年4月26日時点)。
専用ページはプラットフォームとして機能しており、ユーザーはそこで利用したい検査サービスを選択するとサービスページに移り、そこで検査サービスを提供する医療機関や業者と直接やり取りできるようになっている。検査サービスの利用は、ECサイトで商品を購入するのと同じ感覚で非常にシンプルだ。また検査サービスには個人向けだけでなく、10人以上の団体での検査に対応した企業向けのものも用意されている。
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