2020年4月19日、中国インターネット検索最大手百度(バイドゥ)の自動運転タクシー「Apollo Robotaxi(アポロ・ロボタクシー)」は、中国湖南省長沙市で、正式に一般市民に開放した試験運営サービスを開始した。同サービスはバイドゥの地図サービスアプリ「百度地図(バイドゥマップ)」およびバイドゥ系アプリの中で展開する独自のAI(人工知能)ミニアプリ「百度智能小程序(バイドゥスマートミニプログラム)」を使って展開される。

バイドゥの自動運転タクシー「Apollo Robotaxi(アポロ・ロボタクシー)」(画像はバイドゥのリリースから引用)
バイドゥの自動運転タクシー「Apollo Robotaxi(アポロ・ロボタクシー)」(画像はバイドゥのリリースから引用)

 自動運転タクシーを利用しようとするユーザーは、バイドゥマップのタクシーサービスページに入るか、バイドゥの検索アプリ「百度(バイドゥ)」で「Dutaxi」と検索すると、自動運転タクシーの試験運営サービスを体験できる。すすめられた乗降車地点を選んで本人認証を済ませると、アポロ・ロボタクシーを呼ぶことができる。アポロ・ロボタクシーの利用範囲は130平方キロメートルで、長沙市の居住エリアや商業エリア、産業パークエリアなどが含まれる。

既存のスマホアプリで利用できるように

 アポロ・ロボタクシーは、バイドゥと中国自動車メーカーの第一汽車集団の高級車ブランド「紅旗(ホンチー)」とで共同開発され、19年9月に中国初となる一般市民向けの自動運転タクシーの試験運営が実施された。当時の試験運営は一般市民に開放されていたが、一般市民の乗車はバイドゥの「Apollo(アポロ)」のホームページ上で申請をして初めて乗車体験できるものであった。

 それから半年を経て今回の試験運営が開始された。これまでの試験運営と大きく違う点は、ユーザーが実際にアプリからタクシーを呼べることだ。前回までは、試乗を希望する一般市民は事前申請や試乗前研修、専用アプリのインストールなどを求められていた。今回の試験運営ではこれらが不要で、既存のスマホアプリの「バイドゥマップ」や「バイドゥ」のアプリでアポロ・ロボタクシーを呼べる。全体的により便利になり、利用できるシーンも増え、利用できる時間帯もより自由になっている。